ぬか床が「なんだか水っぽくなってきたな」と感じた時の対処法をまとめています。
始めはレシピ通り、一定の割合でつくったぬか床も、続けているうちに柔らかく、水っぽくなっていきます。
野菜を漬けていくうちに、野菜の水分がぬか床に出ていくから、それ自体は自然な変化ではあるんですが…。
ぬか床に水分が増えた状態のままだと、ぬか床中の塩分濃度がが薄まって、雑菌がわきやすくなったり、酸素が行き渡らなくなって乳酸菌の元気もなくなってしまうんですよね。
つぼい家でも、ぬか床の水分が知らず知らずのうちに増えたことで、トラブルに見舞われた経験が何回もあります。その時に試した対処方法も含めてご紹介します。
水っぽくなってきた時の対処法
乾物を入れる
始めに試す方法がコレです。
乾燥昆布や、乾燥しいたけを、そのまま水っぽいぬか床に埋め込んで、水分をゆっくり吸ってもらいます。
言ってみれば、乾燥こんぶ・しいたけのぬか漬けを作る感じですね。同時にぬか床の水分も吸収していくれます。また、乾燥昆布や、乾燥しいたけの旨味もぬか床に残してくれるし、水分を吸わせて取り出した、昆布やしいたけは、そのままぬか漬けとして食べられます^^
一石二鳥にも三鳥にもなりますね。漬けた乾物は、3~5日で飽和状態になるため、取り出してきて頂きます。
ただ、水分を吸収する速度は遅く、吸い取ってくれる量もあまり多くないので、ぬか床がちょっと水っぽいなという時に使える方法です。
キッチンペーパーを突っ込む
早め早めの水対策をしたい人にはキッチンペーパーを使ったこんな方法もあります。
・清潔なキッチンペーパーを丸める
・ぬか床に小さく穴を掘る
・掘った穴に丸めたキッチンペーパーを入れる
・翌日に取り出す
キッチンペーパーは「ちょっと水が溜まってきたかな?」という段階でササっと水抜きができる対策です。ただ乾物同様にキッチンペーパーで吸い取れる水の量はそんなに多くありません。
水抜き器を使う
上記2つの方法で吸い取れないくらいの水があるときは、専用の水抜き器を使います。
・専用の容器をぬか床に差し込む
・翌日、容器にたまった水を捨てる
注意としては、ぬか床の水分を捨てることで、これまで育ててきたぬか床がもつ「旨味」も一緒に捨てることになります。もったいない気がしますね。。。
足しぬかをする
こちらもぬか床がべちゃべちゃになった時に有効な方法です。しかもこれまで育ててきたぬか床がもつ「旨味」を捨てる必要がありません。
・ぬか床に、新しいぬかを入れる(どれくらい入れたかは計っておきます)
・目安としては、ぬか床がみそくらいの硬さになるのを目指します。
・新しく足したぬかに対して、7%の食塩を足します。
・全体が均一になるように混ぜて、2~3日待ちます。(夏場なら1日で大丈夫)
新しいぬかを足した分、相対的に乳酸菌の量が減っているので、放置して、増殖させます。また、おいしいぬか漬けを作ることができるようになります。
関連記事:足しぬかのタイミングと方法
こんなところで以上になります。
いろいろな野菜をつけては食べてみて、おいしかったり、なんかおかしかったりなどなど。
ぬか漬けは、漬ける楽しみと、食べた時の味に一喜一憂があるため続けられるのかなと思っています。
日々ぬか漬けた食材はぬか漬けレシピとしてNoteにまとめています。新しい食材をぬか漬けで試した時には、レシピを追加していきます。
あなた好みなぬか漬けレシピがみつかるかも!
是非ご覧ください。
関連記事:ぬか床のトラブル