まごわやさしいの反対語についてまとめました。
「まごわやさしい」について調べていると、こんな言葉をみつけました。
《オカアサンヤスメ》《ハハキトク》
まごわやさしいとは反対に、健康に良くない食事メニューをまとめた言葉になります。面白いですね。
オカアサンヤスメ をWeb上で検索すると古い記事は2010年のものもあり、「まごわやさしい」の反対言葉も結構前からあるみたいです。ちなみに、「まごわやさしい」のルーツは、(2021年の今からさかのぼると)、20年くらい前の2000年頃といわれています。
あなたがこの記事をよむと、健康に良くないとされている料理の一例ががわかります。健康的な食事を心がけたい気持ちの反面で、不健康な食事とその意味も知っておきましょうという内容です。
早速にいきましょう。
まごわやさしいの反対言葉
先に書いた通り、「オカアサンヤスメ」と「ハハキトク」ですね。
◆オカアサンヤスメ
オ:オムライス
カ:カレーライス
ア:アイスクリーム
サン:サンドイッチ
ヤ:焼きそば
ス:スパゲティ
メ:目玉焼き、麺類
◆ハハキトク
ハ:ハンバーグ
ハ:ハムエッグ
キ:餃子
ト:トースト
ク:クリームシチュー
書き出してみて思うのは、つぼい家は結構な頻度でたべてますよ…。
過去記事にも書いてる通り、トースト、麺類は毎週末。カレー、餃子もしばしば。アイスクリームは冷凍庫に常備されていてるし、ハンバーグは嫁の得意料理です。
「まごわやさしい」実践しています!と発信しつつ、その真逆の食生活もしっかり実践していることに気づかされました。
健康的な食事を求める一方で、その反対となる指標があるとわかりやすいですね。
あなたの食生活はいかがですか?
なぜオカアサンヤスメは良くないのか?
列記した料理が良くないのは、こんな点です。
⚪︎やわらかい
⚪︎脂質が多い
⚪︎ビタミンやミネラルが少ない
◆やわらかい=咀嚼回数
食生活の変化により、昔より咀嚼(食べ物を良く噛むこと)回数が減っているのはご存知の方も多いはず。
「噛む」回数が減ることで、私たちの体にこんな影響が予想されます。
・消化と吸収性の低下
・過食
・脳の活性低下
・顔の筋肉がゆるむ
「一口に付き30回噛みましょう」と言われますが、料理によって実質的に噛むことができる回数は変わってきます。噛む回数はあくまでも目安として、プラス、食事の時間が20~30分程度かけられるペースを意識します。
◆脂質が多い=飽和脂肪酸
糖質や脂質を過剰にとりすぎてしまう恐れがあります。食の欧米化ともに、飽和脂肪酸の摂取量が増えていて、健康への影響が懸念されています。
これらの脂も重要なエネルギー源なんですが、飽和脂肪酸をとりすぎると、血中総コレステロールが増加し、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクが増加することが予想されています。
飽和脂肪酸は、乳製品、肉、パーム油などの植物油脂に多く含まれているので、オカアサンヤスメのメニューから多く摂取されてしまいます。
◆ビタミンやミネラルが少ない=栄養の偏り
これは想像つきますよね。
オカアサンヤスメは炭水化物中心のメニューになっているため、エネルギーは十分!でも野菜が足りていないために、ビタミンやミネラルが不足しがちです。
「まあOKな食生活」線引きはどこ?
一日一食、まごわやさしいを考慮した食事を続けていくことが良いとされています。
◆まごわやさしい
ま=豆:良質なタンパク質
ご=胡麻:肌や髪の健康を保つ効果
わ=若芽:ミネラル
や=ビタミン、食物繊維
さ=魚:タンパク源、不飽和脂肪酸
し=椎茸:コレステロール値を低下作用
い=芋:食物繊維
こんな食材を意識したご飯を、一日一食からスタートしてみましょう。
ちなみに、全部使って献立を組みたてられたらいいですが、考えすぎも疲れます。1つ、2つ抜けていたとしてもOKとするのがつぼい家流。
3回の完璧なまごわやさしいで終わってしまうよりも、まずは一か月、「不揃いなまごわやさしい」でも継続できるようにしてみましょう。
穀菜食というものがあるらしい
穀菜食をご存知ですか?
簡単にいうと、玄米と野菜を中心に食べる食事のことです。「まごわやさしい」+玄米ご飯と言ってもいいかもしれません。
玄米は精米する前のお米ですね。精米される前の「玄米」には、現代人が不足しがちなミネラル・ビタミンが多く残されています。
主食を白米から玄米に変えるだけで食事の質が一気に上がります。
なんでこんな話をするかというと、、、
まごわやさしいの献立ってやっぱり揃えて作るの大変なんです。いざ作ろうと思っても、冷蔵庫に必要ない食材がなかった。。。なんのも、あるあるですよね。
ただ、米ってだいたいいつもあると思うんですよ。特に子供がいる家庭は、米の在庫切らすことないと思います。
白米を玄米に変えるだけで、食事が健康的になるなら、それって楽ちんです。
玄米にも消化性などデメリットはあるので、食べつらいなと思う方は、白米に雑穀を混ぜた「雑穀米」や、「分つき米」から始めるのもいいかもしれません。
紹介までに…
5分つき米だと、5㎏・3000円弱~、Amazonプライムにありますね。
「まごわやさしい」の言葉が先行していますが、まごわやさしい+玄米の「穀菜食」も意識してみると、意外にお母さんは休めるかもしれませんね。
昔の日本食はバランスがいい
今回は以上になるんですが、最後に余談として、マクガバンさんという方を紹介します。アメリカの連邦議員を務めていたジョージ・マクガバンです。
レガシーな日本食が世界で注目されているのはみなさんもご存知のとおり。そのきっかけを作ったのがこの人です。
1977年に発表された「マクガバン・レポート」曰く、
「日本人が元禄時代(1688~1704年)以前に食べていた伝統食こそ、理想の食事である!」
米国の連邦議会は、この中で、肉食中心の西洋的な食事を批判し、「精白していない穀類」や季節の野菜、魚介類中心の質素で伝統的な日本食を絶賛しているのだとか。
40年以上前のことです。
伝統的な日本食=
・精米していない穀類
・季節の野菜
・魚介類
私たち日本人も心に留めて生活したい内容です。
では。