「代替肉」は肉の代わりになるのか【結論 なりません in 2020】

 

「代替肉」は「食肉」の代替になるのかという素朴な疑問について、2020年時点の考察です。

 

✔︎ 大豆ミートやクリーンミートって、よく耳にするようになったけど、実際どうなの?
✔︎ 使ってみたけど、次買うかと聞かれると微妙かな。ホントに地球を救えるの?

  

こんな疑問について考えていきます。

是非あなたの感想や意見もきかせてください!

 

まず、結論かいておきます。

◆議題
代替肉は肉の代替になるのか?

◆結論
2020年時点、なりません。

◆じゃあどうする?
正解はハイブリッドで利用する

 

こんな内容にまとめています。順番にみていきましょう。

最後に、おすすめの代替肉を使った料理についても紹介しています。

 

ちなみに、
「代替肉とは??」
こちらに基本的なことをまとめています。
参考までに

関連記事–>>【代替肉】気になる栄養、健康、価格への影響【特別な食材ではありません】

 

ではいきましょう!

 

「代替肉」は肉の代替になるのか【結論 なりません in 2020】

「代替肉」は肉の代替にならない、その理由から。

◆理由
・実際食べてみると別物
・リピートするか微妙
・料理へのアイデアが少ない
・食文化を急に変えることは難しい

実際食べてみると別物

最近は各メーカーが競って商品化をすすめているので、代替肉を使った食品というのはより身近なものになってきています。あなたの近くのスーパーでも、いくつかおいてたりします。

「一度食べてみよう!」ってチャレンジしたことのある方も結構いるのでは?

ただ、私が気になるのは、

「2回目、買いました・・・?」
「別の代替肉商品、チャレンジしましたか・・・?」

リピートするか微妙

ちなみに、つぼい家が一番初めに試したのは「ダイズラボ 大豆ミート」でした。

が、残念ながら、「次また買おう」ってなっていません。

「こんな味なんだー」
ってわかっただけ。

せっかくのサステナブルな技術があって、小売り商品の供給が実現しても、消費が確立されていない。そんな状態です。

料理へのアイデアが少ない

代替肉、日本ではまだまだ楽しみ方が少ないんだと思います。

市場の盛り上がりを見せるアメリカだと、とにかくバーガーです!「Beyond Meat」と「Impossible Foods」の2企業が有名ですね。代替肉を使ったハンバーガーは、ヴィーガンの人たちのための食べ物という枠を超えて、アメリカの食文化にクリーンヒットしています。

日本だとそんなにハンバーガーばっかり食べないですよね。家庭用のハンバーグもおなじ。

いくら食が欧米化しているといっても、さすがにそれだけではやっていけないのが日本人です。

私たちが好んで食べるような、代替肉の使い方はまだまだ手探り状態だと思います。

食文化を急に変えることは難しい

そもそも日本で食肉が本格化したのは江戸時代のことです。200-400年前です。

特に鶏の歴史が長いようです。少し遅れて豚肉、そして戦後〜食の欧米化が進む中で牛も食べるようになりました。

今では、肉ばかり食べるのは良くないですが、肉がない生活は、はっきり言って想像できないですね。

完全なベジタリアンやヴィーガン食を望む人も、日本ではまだまだ少数です。

とまあ、結論に対する理由はこんなところです。

なので、みなさんサステナブルなたんぱく源はあきらめて、これまでどおり食肉でいきましょう!

おわり。・・・なわけはなくて、

「じゃあどうする?」
「食料問題を解決するための代替肉とどう付き合っていくか?」

という点について、私の意見はこんな感じになります。

じゃあどうする?【正解:ハイブリッド】

突然ですが、皆さん、プリウスという車をご存知ですか?

世界の自動車産業のトップ企業、トヨタが開発したハイブリッド車ですね。

何がすごいかって、その販売台数は世界で400万台以上!特徴はなんといっても、ガソリンと電気を両方使って走る機能。

(2020年末の今では、完全な電気自動車の開発がすすみ、世界ではガソリン車を禁止する動きがあるため、すでにプリウスも影が薄くなってきましたが、、、)

人間が、CO2の排出を抑えないといけないと本気になりはじめた1990年代でかんがえると、

「じゃあ、電気だけで走る車にしましょう!」

っていう、いきなりの転換は現実的ではありませんでした。まだまだガソリンと強力な自動車エンジンで、ガンガン走りたい人が多かった時代です。

そこに登場したのがハイブリッドカーのプリウス!

環境にいい車であって、これまでのガソリン車が持つエンジン馬力も発揮する。乗り心地も最適化されている、まさにいいとこ取りの車です。

カリフォルニアで暮らしていた2012年ころ、プリウスを見かけない日はない。みんな乗ってました。

 

結局、何が言いたいかというと、

 

我々の生活習慣に「変化」がおこるときには、以前のスタイルと、これからのスタイルが混在する期間があるってことです。

 

代替肉もおんなじことが言えるんじゃないかなと思います。

「代替肉が研究開発されました!」
「商品化、実用化できました!」

じゃあ私たち消費者は、牛を食べるのをやめて、明日から切り替えましょう!とはならないですよね。

食肉なんて、自動車の歴史とは比較にならないくらい、長ーく、長ーく続いている人間の食文化です。そもそも変えようって方が無理な話です。

一方で、食糧問題や畜産業のあり方は、人類の近い将来のためには考えなければいけない問題であることも確かです。

そこでトヨタのプリウスです。

しばらくの間ハイブリッドで行きましょう。

代替肉を、無理なく継続的に利用するためにこんなハイブリッドメニューを考えてみました。

代替肉・おすすめの料理法

つらつら書いてきました通り、考え方としては、「ハイブリッド」です。

 

「代替肉食べる時は、代替肉だけ。」
「肉を食べる時は、肉だけ。」

じゃなくて、

 

「今日のご飯は、肉と代替肉を使った〇〇」

「いつものご飯に代替肉をトッピングする」

という感じで組み立てていきます。

 

・麻婆豆腐
豚ひき肉 x 大豆ミート x 豆腐

 

・チャーハン
ベーコン x 大豆ミート x 残り野菜

 

・ハンバーグ
合挽肉 x 大豆ミート x 玉ねぎ x スパイス 

 

・炒め物
代替肉の既製品(味付き) x 野菜

 

その他、日々の料理はInstagramにアップしています。なにかひらめきがあるかも!是非ご覧ください。

料理について、みなさんのご意見もいただきたいです。

 

まとめ

◆議題
代替肉は肉の代替になるのか?

◆結論
2020年時点、なりません。

◆理由
・食文化を急に変えることができない
・実際食べてみると別物
・リピートするほど「味」に魅力がない
・料理アイデアが少ない

◆じゃあどうする?
・ハイブリッド利用をおすすめします。
「代替肉 x 〇〇」の使い方を意識する

 

関連記事–>>【日本の代替肉】おすすめ商品をリストアップ

 

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