日本で商品化、販売されている代替肉についてまとめました。
✔︎ 「代替肉」ってどんなものがあるの?
✔ 「大豆ミートハンバーグ」はよく聞くね、他にもあるの?
こんな疑問にお応えします。
マクドナルドが「マックプラント」を発表してニュースになっています。
参照:TechCrunch(英語)
発売は2021年、まだ少し先ですが、代替肉はいよいよ私たちの生活の一部になっていくのか!そう感じさせる一報です。
代替肉をテーマにした商品を調べてみるとびっくりします。
「日本にも、もうこんなにあるんだ!」って。
あなたの想像する大豆ミートからハンバーガー、惣菜、お菓子やカップ麺までそのカテゴリーはすでに多岐に渡っています。
興味を引くだけでなく、試してみようかなと思うものが見つかるかも!
早速いきましょう。
代替肉を使った小売商品【おすすめ】
ネクストミーツ
2020年6月に立ち上がった、代替肉のスタートアップ企業です。
地球環境の悪化と人口爆発による食糧危機への対策として我々ができることは、食肉を減らすということ。
◆注目商品
・ネクスト牛丼
・ネクスト焼肉カルビ
・ネクスト焼肉ハラミ
少し焼くだけ、または温めるだけで食べられるレトルトタイプです。
原料はもちろん、工場の生産ラインでも動物性の原料を扱っておらず、ヴィーガンの方にも完全対応した商品になります。
ダイズラボ
発酵食品のマルコメがもつ代替肉ブランドです。
乾燥大豆ミート、レトルト、惣菜、大豆粉など商品カテゴリーとラインナップがとにかく豊富!おうちごはんやお菓子作りに最適な食材がみつかります!
◆注目商品
・大豆のお肉フィレ(レトルト)
・麻婆豆腐の素
・大豆のお肉ミンチ(乾燥)
・パンケーキミックス
関連記事–>>【こうするともっと美味しい】ダイズラボの大豆ミート 口コミ・レビュー
オムニミート
香港・Green Monday社が持つアジア発祥のプラントベースミートブランド『オムニミート(OmniMeat(英語))』が日本に展開を始めています。
Green Monday社アジア・欧米30ヶ国以上で政府・民間企業と協働しながら、活動展開を拡大しているソーシャルベンチャー企業です。
もともとオムニポークという名前だっただけあり、豚肉料理の代替として活躍しそうです。惣菜も肉まん、餃子など豚肉消費の多いアジアならではのラインナップが魅力です。
◆注目商品
・OmniMeat(オムニミート) レトルトタイプのひき肉
・Strip(ストライプ) 細切りのお肉
・Pearl Dumpling 代替肉の餃子
カルロタ
カルロタは、スペインのオーガニックビーガンフードメーカーです。有機栽培された植物性原材料を使用した、”ready to eat” 。
ポイントはビーガン+オーガニック
商品の主な原料は小麦グルテンや豆腐、オート麦、きび、キヌアなどですが、すべて有機栽培の物が使用されています。まるでお肉を食べているような食感や味わいで、満足感があります。
常温保存可能。ランニングやスポーツ後のお食事にもおすすめ!
◆注目商品
・有機ベジハンバーグ マッシュルーム入り
・有機ベジハンバーグ キヌア入り
三育フーズ
「三育フーズ」って聞いたことないですよね?
私も知りませんでしたが、120年以上続く、食品メーカーさんです。商品だと「黒ごまクリーム」や「グラノーラ」が有名です。…確かに見たことあります。
国内だけでなく、世界各地に同系列の工場があり、知育“教育”、徳育“心”、体 育“健康”の三育、3つのバランスのとれたライフスタイルを目指して活動されています。
◆注目商品
・大豆ミートで作りましたシリーズ
(ハンバーグ、ミートボール)
・リンケッツ
(大豆由来のソーセージ)
ナチュミート 日本ハム
日本ハムが2020年3月から販売をスタートしている『NatuMeat(ナチュミート)』シリーズ。植物由来の原料を使用したハムやソーセージを提供しています。
1/3日分の野菜が入った「ハンバーグ」や「キーマカレー」といった惣菜メニューもあり、電子レンジまたは湯せんで簡単に調理することができるようです。野菜も取れるのは代替肉+αの付加価値ですね。
◆注目商品
・ナチュミート ハムタイプ
・ナチュミート ハンバーグ
・ナチュミート キーマカレー
ゼロミート 大塚食品
日本の代替肉では代表格のシリーズ。ゼロミートのハンバーグの絵はいろんなところで目に付くようになりました。
「肉じゃないのに、そこそこおいしい」
そして、ライフスタイルに合わせてゼロミートを楽しもう。
このキャッチコピーは、現段階での代替肉の核心をついているようで、とても好感が持てます。
◆注目商品
・ゼロミート お肉不使用
ハンバーグタイプ
ハムタイプ
ソーセージタイプ
ZEROMEAT(ゼロミート) 公式サイト 大塚食品
粉末状大豆たん白 不二製油
不二製油社が、独自の技術・USS製法を使って、高機能食品素材を提供しています。
実は日本には、世界に先駆けて代替肉を手がけてきたメーカーがある。業務用チョコレートなどで世界シェア3位を誇る油脂大手、不二製油だ。1950年代から大豆原料の食品素材を開発、1957年には「大豆ミート」製品を発売しており、・・・
参照:事業構想
かなりの歴史をおもちですね!!
ただし、分粉末状大豆たん白、大豆ペプチド、水溶性大豆多糖類、といった代替肉の素材を扱っていて、対象はほぼほぼ「業務用」になります。マーケットで私たちが直に接することは少ないかもしれません。
同社の大豆たんぱくの研究は長く行われていて、業界ではかなりの老舗。一部家庭用の商品も販売しているようです。
やさいと大豆ミート ケンコーマヨネーズ
ケンコーマヨネーズ社は2018年10月から代替肉商品を提供されています。
主要製品はキーマカレーやボロネーゼで、訪日客(インバウンド)が利用するカフェやホテルなど業務用をメインとした販売になります。
独自に味付けされた大豆ミートは、1つの素材として使い勝手がよく、様々なメニューへ応用できる、そんな仕様になっています。
◆注目商品
・やさいと大豆ミート
キーマカレー
ボロネーゼ
担々辣醤
商品ページは楽天だけみたいです。
丸大食品 大豆ライフ
丸大食品社も2017年から代替肉商品を提供されています。新しく大豆ライフシリーズがラインナップに加わっています。
シリーズの中には、袋のまま電子レンジでの調理が可能な商品や、大学(武庫川女子大学食物栄養学科)とのコラボ研究で商品化されたフレーバーもあり、商品開発を幅広く行っている取り組みを反映しています。
◆注目商品
・ダイズライフ シリーズ
ハンバーグ てりやきソース
汁なし担々麺の素
タコスミート
まるでお肉 伊藤ハム
2020年2月にリリースされていて、ちょっと後発かなって思いきや、共感するべきポイントがありました。
香り:大豆と相性の良い香辛料を使用し、大豆ミートの良さを引き立てました。
参照:伊藤ハム
大豆ミート×香辛料、これ必要です!辛くするわけではなく、臭みを消して、たべやすくしてくれます。他社製品ももちろん取り組まれている事だと思いますが、明記されてる事は少ないです。
味よし、香りよしの大豆ミートです。
◆注目商品
・まるでお肉シリーズ
大豆ミートのハムカツ
大豆ミートのやわらかカツ
大豆ミートのからあげ
グリーンカルチャー
グリーンカルチャー社は、ベジタリアン・ビーガンの食材の開発・通販・卸売りをしている会社です。
仕入れて販売をしている商品と、自社で開発して販売している商品があるようです。牛肉、豚肉の代替を提案している企業が多い中、グリーンカルチャー社の商品は鶏肉の代替肉ラインナップが充実しています。
◆注目商品
・揚げるだけ大豆ミート唐揚げ ヴィーガン対応
・代替肉のシュウマイ
ZEN MEAT 森永製菓
罪なき唐揚げ 湖池屋
「カラムーチョ」で有名な湖池屋が、大豆たんぱく質でつくった次世代のからあげを提案しています。
いつでもどこでも、たんぱく質を美味しく手軽にとるというコンセプトから、罪悪感少なく食べられる
よう設計されています。
内容量 23g
タンパク質 6.3g
カロリー 123kcal
植物由来製品ならではのパフォーマンスです。
T’sレストラン監修 ヴィーガンヌードル ヤマダイ
「凄麺」といえばあなたもピンとくるかもしれません。ヤマダイ社が提供するヴィーガン対応のカップ麺です。
動物性食材は完全不使用!
それだけでなく、化学調味料やアルコールも不使用なため、ムスリムの方が多いイスラム圏にも対応した「ハラル認証」取得食品に指定されているという逸品。
日本でもじわりとその重要性が増している分野ですね。
コンビニ
◆セブンイレブン 大豆ミートのお惣菜
◆ファミリーマート 代替肉のお弁当
バーガーショップから
◆モスバーガー
モスバーガーには「ソイパテ」のチョイスがあります。
これまで1ミリも目に入らなかったソイパテに、恐る恐るチャレンジ
「お、意外といける。」
シャキシャキしてるのは玉ねぎ?れんこん?あと香辛料が効いてて、大豆臭くない💡
あっさり、少しジューシーで絶妙なバランスです。
◆フレッシュネスバーガー
ベジタブルバーガー ビーンズ・・・パティはハンバーグのように肉厚でジューシー、そのなかにビーンがゴロゴロと入っている、らしい。トライしたらコメントしたいと思います。
◆マクドナルド
マックプラント・・・来年がたのしみです。
なぜ代替肉?
牛肉の生産は環境への負荷が大きい事、あなたはご存じですか?
・牛肉を1kg食べる
・車で100km走る
これは同じ量の温室効果ガスが排出されるとも言われているそうです。そして、家畜業が排出する温室効果ガスは、世界の全排出量の18%にも上るのだそうです。
その他にも畜産には、
・飼料
・用地
・産業廃棄物
など、この先も様々な問題を抱えていくことになります。
牛に飼料を食べさせるよりも、人間が穀物のまま食べる方が環境にはよかったりして…。
また別の観点から、
地球規模でみた人口は急増しています。2050年までに今の1.3倍、100億人になるという推測もあります。持続可能な食料供給への取り組みが必要不可欠。
そんな世界的な食料問題を背景に、一役期待されているのが「代替肉」になります。
アメリカでは、「ビヨンドミート」「インポッシブル・フーズ」の2つの企業を中心にすでに大きなマーケットとなっていて、日本でもその研究は年々さかんになっています。
「今すぐ必要!」
ではないけれど、
これから様々な場面で私たちの生活に浸透していきそうな食材です。
現段階で、
「代替肉ってどんなものか?」知っておく行動は必要かもしれません。