代替肉のデメリットについてまとめました。
✔︎ 代替肉っていろいろな事が言われているけど、結局食べたときにデメリットはあるの?
こんな疑問にお応えします。あなたがこの記事をよむと、消費者目線から代替肉のデメリットがわかります。
代替肉の一般的なデメリットとして、まず挙げられるのは、今畜産業をおこなっている人達の仕事がなくなるという事。
日本でも畜産の市場規模は2兆5千億円、4万戸以上の方が携わっています。一気に仕事がなくなるという事はないにしても、段々と市場が縮小すると、労働者の問題がでることは必死です。
それはそうなんですが、これって代替肉を買う側からすると、大変だね…ってことで終わる問題であったりもしますよね。
酷いようですが、これはイノベーションが起こる時、常にある問題です。
例えば、
馬車や人力車にとって変わって、電車が出てきたとか。人力車やってる人の仕事がなくなるから、電車には乗らないでおこうとはならなかったはず。
たとえが古かったかもですが、我々消費者が行動するときに、いちいち産業構造について考えてなんかいません。
本記事では、実際に代替肉を買ってきて食べる、その消費行動に関わるデメリットに焦点をあてて解説します。
【消費者から見る】代替肉のデメリット
消費者目線で気になるデメリットを3つ挙げます。
【味】リピートする?
【価格】惣菜系は高め
【健康】塩分、添加物が多い
1つずつみていきましょう。
【味】あなたはリピートしますか?
日本でも2018年後半〜2020年にかけて、代替肉商品はたくさんリリースされています。
大手食品メーカーの参入もあり、市場はかなり盛り上がっています。
あなたもいくつかの商品を試した事があるかもしれません。
初めて代替肉をたべるならハンバーグが多いですかね、たしかによく出来ていて美味しいと感じる商品もあります。
ただ、私が気になるのは、
それ2回目買いましたか?
というところ。
もしかしたら別の商品を試すという意味で代替肉をリピートしているかもしれませんが、これだ!という決定的な商品がないのが現状です。
「代替肉」がいまいち生活に馴染めてない。イノベーションを起こす技術と日本人の食生活が未だマッチできていない状態です。
アメリカだと、ハンバーガーですよね!明確です。フードテックと食文化がカチッとかみ合っています。
日本はどうなるか…楽しみな部分です。
【価格】惣菜系は高め
市販の代替肉は大きく分けて2種類あります。
・肉の代わりに使う原料タイプ
・温めて食べられる惣菜タイプ
ちなみに、つぼい家で買ってみたのは原料タイプのもの。お湯で戻して、肉のように使います。
これは割と安いです。実際の使用量と価格を比べてみても大差ない感じ。
一方で惣菜タイプはちょっとお高めです。
例:
代替肉で1番に検索ヒットするゼロミート 140g 298円
スタートアップのNEXTシリーズ 400g 1950円
香港ソーシャルベンチャーのオムニミート 1㎏ 2680円
いや、高くないんですよ。
すごく高くは無いんですけど、肉の代替品であるためには肉より安くあるべきというのが消費者が持つイメージですよね。
ここも、今後の展開に期待です。
【健康】塩分、添加物が多い
日本では、添加物に対して警戒が強いので、なるべく自然の食材をつかった商品開発が進んでいます。
これは代替肉に限った事ではないはず。国産の商品であれば割と安心できると思います。
ちなみに海外では、代替肉製品に含まれる添加物が多岐にわたり、ラベルをよく確認してから買い物をするよう促す記事が多くあったりします。
あと、気になるのが塩分ですね。
日本人は、というより和食は、もともと塩分多めと言われがち。食材の味を引き出すために、塩や醤油、味噌をよく使いますもんね。プラス食の欧米化は、より多くの塩分を摂取させてくれます。
代替肉製品の塩分も注意が必要です。1日の塩分量は少し気にしましょう。
1日の塩分摂取量の目標値をみてみると、
世界基準 5g
日本基準 6.5g-7.5g
参照:厚生労働省HP
つまり、一食当たりの塩分摂取目標値は2g前後ですね。
塩分量 例:
ZEROミート 一食分(140g)の塩分2.3g
一般的なハンバーグの塩分2.0g
副菜やスープを合わせると、余裕で目標値を超えてしまう感じです。
健康に害はないの?
ここまで見てきて、結局健康に害がないのかどうか?って気になる方も多いはず。
『大豆ミート』と聞くと、なんとなく遺伝子組み換えを連想したりしません?
ここについて解説しておくと、代替肉を食べる時の健康面で注意する点は、あくまで塩分と添加物です。先に書いた通りです。
「大豆ミート=遺伝子組み換えの大豆を使った食品」ではありません。
ラベルを確認すると、原料に「遺伝子組み換えでない」とかいてあります。
遺伝子組み換えの大豆とかとうもろこしについては、確かにグレーな所があって、知らず知らずのうちに、間接的に摂取をしていることもあるそうです。
具体的に言うと、輸入された家畜の飼料とかに混ざってたりする場合です。
ただ、食品の原料として使用する場合は表記が必要です。とにかく初めて買う商品はラベルを確認して大丈夫であればOK
ちなみに、遺伝子組み換えの大豆でできた代替肉製品って日本にあるのか…?そっちの方がきになります。
結論として、代替肉を食べる時の健康面で注意する点は、あくまで塩分と添加物です。
代替肉のメリット
消費者目線での代替肉のメリットもサクッと書いておきます。
・低カロリー、低脂質
・そこそこおいしい
・SDGsを意識した生活ができる
プラスでこんな楽しみ方…
・新しい食材としてチャレンジ!使い方を開拓できる
・牛肉が嫌いだけど、ハンバーガーを食べてみたい!
・家族にどっきりをしかけられる。肉じゃないってきづくかな?
こんなところで以上になります。
代替肉は今まさに市場を拡大している食材です。日本だと「コレだ」っていう商品も生まれていないので、どういった商品が伸びていくという所は注目です。