パスタを茹でる塩の量と役割についてまとめました。
✔︎ パスタを茹でる時のに入れる塩って、必要?なんか意味あるのかな?いつも適当にパラパラって入れてるけど、それでOK?
こんな疑問にお応えします。あなたがこの記事をよむと、パスタを茹でるための塩の分量と役割がわかります。パスタを茹でる時に入れる塩について、よくある思い込みを見直しつつ、あなたのパスタをもう一段階美味しくしてくれます。
知るとやってみたくなる、やってみると美味しくできる、簡単な内容です。
早速いきましょう。
パスタを茹でる塩の分量と役割
結論
塩の量
パスタの量:100g
茹でるお湯の量:1L以上
塩分量:14g 1.4%
塩の役割
◎パスタ麺に下味をつける
◯より良いアルデンテに仕上げる
詳しく解説します。
塩の量
パスタ好きのつぼい家が見つけた、パスタを茹でる最適条件はこちら
パスタの量:100g
茹でるお湯の量:1L以上
塩分量:14g 1.4%
塩分量1.4%で茹でたパスタには、すでに下味が付いていて、パスタソースには塩を入れなくてもいいくらいです。ニンニクやベーコン、野菜のあじが合わさって全く違う仕上がりになります。素材の下味に少し加えるのはOK、ホントに1つまみ程度。嘘だとおもうなら、是非やってみてください。
ちなみに、茹でる時の塩の量というのはシェフによってレシピが違います。大体0.5%〜多くて2.5%。結構いれるんです。
塩の役割
◆パスタ麺に下味をつける
パスタを茹でる時の「塩」は、パスタ麺に下味をつけるため!と言い切ってもいいくらい大切な項目です。
パスタ自体には塩が入っていないため、下味がついていないと、ソースをからめてもなんとなくボヤけた味になりがちです。それを補おうと、あとから塩を足しすぎた結果、塩辛くなっちゃう、なんてこともありますよね。
パスタ麺の下味は、仕上がりの味をバシッと決めるためにも大切です。
そもそもwebや雑誌でパスタのレシピを見た時に、疑問に思ったことないですか?
参考:Cookpad
塩:適量…?
「適量って?なに。。」
「適量いれたけど、全然味がしないじゃん!?」
・茹で湯に塩いれること自体、書いてない。
・茹で湯に塩いれる塩の量、もちろん書いていない
・パスタソースに入れる塩の量、あやふや
こんな意見ってその通りで、茹でた後でパスタ麺に味付けしようとした時には、もう遅いってことです。パスタ麺の茹で汁に秘密があったんですね〜。
◆より良いアルデンテに仕上げる
出鼻をくじくようですが、茹で湯の塩分量によってアルデンテの状態をよくするというのは、一応覚えてく程度の役割です。
パスタに含まれるデンプンは、熱湯を吸収すると糊化が起こって柔らかくなるが、デンプンは濃い塩水でゆでると、糊化がゆっくり進む。そのためパスタの芯までゆであがっても、デンプンがしっかりとした形で残っているため、はじけるような食感になると考えられる
参考:ためしてガッテン
塩を入れて茹でたパスタは、まわりがモチモチで中心には芯が残る、いわゆるアルデンテの状態になりやすいです。
ただし、その作用を働かせるには、塩分濃度が高いお湯で茹でる必要があります。塩分濃度は2.5%以上がその基準。2.5%以下の場合は、仕上がりの食感には影響がありませんのでご注意を。
ちなみにつぼい家でも、茹で湯の塩分2.5%を試しました。想像通り、しょっぱいパスタに仕上がります。そして、仕上がりのアルデンテに驚くような変化はありませんでした。逆に、しょっぱさをなくすために、茹でた後に麺を水で洗うという工程が発生します。
「これやってる間に麺、伸びてない?」
って疑問に思いました。
よくある勘違い
パスタを茹でる時の「塩」について、よく聞くこんな話があります。私も信じ込んでた項目もあります。。これって全部正しくないです。もしあなたが同じような事を記憶しているのであれば、さらっと情報を更新しておきましょう。
▲お湯の沸点をあげるために塩をいれる
化学的に間違って無いですが、10g~20gの食塩が操作できる沸点は0.1℃以下だそうです。誤差です。
▲パスタ麺にコシを与える
詳しい説明は省きますが、パスタ麺のコシを長持ちさせるためには、水だけで茹でた方がいいようです。いずれにしても茹で上がって10分も経てば、伸びてしまいます。
▲茹で湯に入れる塩の量は「ひとつまみ」
ひとつまみ=指2本でつまめる量です。それなら入れなくてもいいです。
▲茹で湯に入れる塩の量は「3%以上」
一説では、海水くらいの塩分量ということが書かれているときもあります。海水の塩分濃度=3.4%前後です。たしかに化学的に色々な効果は期待できます。しかし肝心の味には✖。しょっぱくて食べられないです。つぼい家で2.5%までは試したことがあります。すでにしょっぱすぎ。。ある意味、一度ためしてみて見るのもいいと思います。
摂取する塩分量
塩1.4%で茹でたパスタにはどれくらいの塩分が入っているのか?多すぎない?
ここも気になるところです。これはうちで実験・測定したことはないですが、調べている方が記事にされていましたので引用します。
加える塩に対して約17%が麺に吸収される。
例えば、茹で湯1Lに対して15g塩を加えると、それだけで麺100gに対して2.3gの塩分が吸収されているのにはびっくりしました。。。
1.4%の塩水でパスタ麺を茹でて作る場合、麺100gに対して2.2gの塩分を摂取することになります。
一食当たりの塩分摂取量がだいたい2-2.5gとされていますので、ぎりぎりのラインですね。
ちなみにつぼい家は、ペペロンチーノ風の味付けが多く、茹で湯以外に塩は入れていません。もしパスタソースを濃い目の味にする場合は、茹で湯の塩分濃度の調整が必要かもしれません。あと大盛食べる場合もオーバーですね、摂取塩分量というポイントだけで見れば、うまく調整が必要です。
ここらへんで以上になります。
今日から試せる内容です。お昼はパスタに決まりですね 🙂
【塩の量 まとめ】
パスタの量:100g
茹でるお湯の量:1L以上
塩分量:14g 1.4%
塩分摂取量:2.3g
【塩の役割】
◯パスタ麺に下味をつける
◯より良いアルデンテに仕上げる
△パスタソースの塩分量に注意