アフターコロナの飲食店が取り組むべき事についてまとめました。
✔︎ これからの飲食店、どう営業していけば…
自粛から抜け出せない社会的な背景から、飲食業界で多くの人が抱える漠然とした不安にお応えします。
結論、継続した行動しかないです。タイトルの通り、小売できる商品を創ってビジネス化します。
あなたがこの記事をよむと、リアルなお店を持つ飲食店が、小売できる商品をつくって売るメリットがわかります。商品化するモノの具体的な考え方からビジネス化するまでを解説します。
飲食店勤務していた中で感じていた事の1つ、飲食店で働くほとんどの人は日常の営業に忙殺されていて、チャレンジをしないということです。過去の私もそうでした。ちょっと暇ができると休憩して、暇な日が続くと休んじゃいます。だれでもできる事で消耗して、あなたがやるべきことはほったらかし。上司に指摘されると慌ててやる。独立開業しても、始めのころのチャレンジな姿勢がどんどん消耗していってしまいます。
ヒトのリソースは有限です。店内の仕事をコントロールして、あなたがやるべき仕事に注力できる時間を、自分自身で作っていって欲しい物です。
アフターコロナ 飲食店が取り組むべきこと
結論
小売できる商品を1つ、できるなら3つ創ります。
狙いは、お店に来てもらうための商品ではなく、どこにいても買って試してもらえる商品を所有する事です。
メリット
・飲食店にあるものでできる
・小さく始められる
・インターネットで売れる
デメリット
・考える事が大変
・作っても売れるかわからない
→ お店を持って目標達成ではないはず。飲食店を開業して、運営して行くことってとても大変なことです。日々の試行錯誤は当たり前。店のメニューを考えるか、小売できる商品を考えるかの違いだけで、かける熱意と努力は同じです。
売上のポートフォリオ(構成)を考えた時、飲食店はほぼ100%が店内売上ですよね。店内の売上をさらに分解すれば、ランチ、ディナー、宴会需要などにカテゴリーできますが、店に来てもらうことが前提の売上です。
「お店を開ければお客様が来てくれる」
飲食店特有の考え方から変えていく必要があるって事を強く言いたいです。お店に飲食しに来てくれる人は、街中にも、観光地にもほとんどいません。
アフターコロナ 外食系の消費傾向
「緊急事態宣言」の解除により、少しずつ飲食店への客足も戻りつつあります。会社帰り6〜7時頃、都内だとそこそこ埋まっているお店もちらほら。
まずは感染対策をしっかり実行することで顧客も従業員も安全に飲食店を利用できるようにすることがまず大切ですね。感染対策ができている店舗は安心感も与え、リピート利用もされやすい。
それでも飲食店が前の状態に戻ることは期待できないというのが私の見方です。
アフターコロナではデリバリーやテイクアウトは食のライフスタイルとして定着してくでしょう。これからの飲食店の運営を考えたとき、これらが店内飲食にプラスされる収益の柱となり、経営を持ちこたえるきっかけになることは間違いないです。
まずは、今あるメニューからテイクアウト、デリバリーを始めて、売上で当面のあてにしていこうという動きがあります。
ネット販売 市場推移
飲食店から見る消費者(お客様)はどこにいったのか?
アマゾン、楽天、Yahooの3月-4月のユーザーは400万人以上の増加、その他スーパーのECサイトのユーザーも軒並み増加傾向です。(図表5大手ECのユーザー推移より)
消費者は今、インターネットで買い物をして、おうちでご飯をたべています。そういった意味では、デリバリーやテイクアウトに注力することも、消費傾向に沿った戦略といえます。
「ああ知ってるよ!うちも楽天で買い物してるから!」
…ですよね、それでもあなたはお店の中でじっと待つのでしょうか?
小売する商品について
飲食店が小売りできる商品を創るための考え方についてまとめています。
●既存のメニューから商品化
・デリバリー
・テイクアウト
・露店販売
→お店のメニューをそのまま転用できます。売り場を店内から、店外・地域の広範囲に切り替えて販売できます。
●店にある食材をそのまま商品化+付加価値
→お店が使っている自慢の食材をそのまま小売で商品化します。肉、野菜、魚、産地やアピールできるポイントがある食材がいいですね。
店頭や露店で小さく始められます。お店のレシピをつけたり、分量を計ってセットにしておくなどの、そのお店の付加価値をつけることで差別化できる商品になります。(食材仕入れ先との契約に販売方法の制限がある場合は注意)
手っ取り早く始める場合は楽天(資料)↓
●訪問して料理を提供する
お客様の自宅にシェフが訪問して、料理を提供するサービスも注目されています。お客様とシェフをマッチングする「PRIME CHEF」というプラットフォームがあります。
お客様のおうちで料理するため、慣れない環境であったり、また会話やエンターテイメント性が求められ、ちょっと難易度高めですね。ただ、お客様との関係作りには最高のサービスになります。
●場所を貸す 「場所貸し」サービス
インターネット上では、飲食店が使える場所貸し用のサービスが意外とあります。主に場所を貸したい人と、場所を借りたい人をマッチングする仕組みがほとんどです。居酒屋の立地であれば、イベント、撮影、昼間のビジネス利用などの需要が見込めます。
単価例:7,000円/時間(時間数や内容に応じて応相談)
めっちゃいいじゃん!これは考えるというよりは、秒で登録しておく事がおすすめです。「飲食店 場所貸し」でググればいくつかでてきます。
例:スペースマーケット
空き時間を埋めるための手段として、ランチ営業を始めたりするともう大変ですよね。単価安い、スタッフが集まらない、ランチの客層と夜の客層が違うので宣伝効果があるか微妙…などなど。「消耗戦」に拍車をかける一方で、売上は伸びません。
●あなたのノウハウを商品化
あなたの経験やノウハウをデジタルコンテンツにまとめて商品化するという方法もあります。電子書籍の小さい版、有料のウェブページみたいなイメージです。
例えば…
・飲食店開店のマニュアル
・
・
今のあなたはできるけど、過去のあなたにはできない事をわかりやすく解説するイメージで、これから始める人へノウハウを提供します。
コンテンツ作成から販売まで無料で利用できる「note」というサービスがあります。さまざまなノウハウがコンテンツ化されて、無料公開または有料で販売されています。
小売できる商品を売る方法
市場は常にインターネット上にあり、お客様の多くはインターネットで情報を得たり、モノやサービスを探していたりしています。
一方で飲食店側の発信は、チラシや店内の張り出しなど紙媒体になりがち。インターネットに苦手意識をもつ飲食店オーナーは多いですよね。店があるので、そこで宣伝すればいいというのはもう昔の考え方です。ただでさえ開店して3年続く店が〇〇%と言われる業界です。プラスして、アフターコロナ、時代の変わり目です。
自身の行動を見直して、チャレンジです!
人の集まるところへ、しっかりと打ち出しできるかどうか、ココこそがあなたが行動するべきポイントです。
オンラインで売る
用意した商品を打ち出すのは、インターネット上です。というより、インターネット上に打ち出すために商品を作るといった方がいいでしょう。前述した通り、モノだけでなく、サービスやノウハウも、インターネットでビジネス化できる時代です。
目的は売上の柱を増やす事で、あなたのビジネスを安定させることです。最終的にはあなたの作った料理をお店で食べてもらうためでもあります。
●楽天に出品
大手ECサイトに個人事業が参戦するならまずは楽天を検討します。日本最大級のショッピングモール「楽天市場」。安心の国内企業です。出店されるオーナーを募集しています。一旦資料を確認してみましょう。
資料請求(無料) –>>楽天市場出店資料請求 / 楽天株式会社
●お店のHPから販売
すでにお店のHPをおもちであれば、商品のコンテンツを追加してそこから宣伝や販売が可能です。SNSなど無料のツールを使って、インターネット上からHPへ集客を行うことで、リーチできるお客様層は一気に広がります。
関連記事 –>>飲食店むけ HP作成【検討段階で知っておくこと】
オフラインで売る
店内よりは、店頭、店先での販売です。
テーブルを並べればすぐにできる行動ですね。すでにやっているお店がほとんどでしょう。
…もし、こんな事もやってないっていうのは、本当に忙しいお店か、そうでなければ諦めてる店ですよ!一週間ちょっとやっただけで、やったって言わないです。継続すること、継続できること!やっていきましょう。
店外の販売を後回しにしないことも大切です。メインは店内ダイニングだと言う考えはその通りですが、一旦おいておきます。あなたがするべきことは、店外で売上をとること、店外からお客様を呼び込むことです。
関連記事 –>>飲食店向け 集客効果が見込める具体的行動【3つ】
まとめ
飲食店が小売りとなると、方向転換というようにも捉えられますが、目指すのは売上の柱を増やすことです。
飲食店で働いていると意外と気づかないですが、あなたが売れるのは料理・接客だけではありません。あなたの可能性チャレンジです!
✔︎ アフターコロナで飲食店が取り組むべきこと
→小売できる商品を創る
✔︎ 小売できる商品
・既存のメニュー
・扱っている食材
・あなたの技術
・飲食店経営ノウハウ
✔︎ 小売商品の販売方法
・オンライン
→オンラインショップ、自店HP、クラウドサービス、SNS
・オフライン
→店頭、露店