アボカドの栄養価と健康に与える影響

今回は、居酒屋でも家庭料理でも人気食材となっているアボカドについてです。アボカドが持つ栄養と健康に与える影響について、プラス面、マイナス面から調べてみました。

 

アボカドの栄養価 4つの要素

アボカドは果物です。なんと最も栄養価の高い果物として、「ギネス」にも認定されているんですね!アボカドに多く含まれる栄養素はこちらです。

オレイン酸

アボカドは脂肪酸を多く含みます。森のバターとも呼ばれてます。食べた時に口に広がる風味ですね。この脂肪酸の大部分が不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸で構成されています。オレイン酸は、脂質の中でも体にたまりにくい脂質で、、血中の善玉コレステロールをそのままに、悪玉コレステロールを減らす働きを持っています。

ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンのひとつです。動脈硬化や老化を信仰させる過酸化脂質の生成を抑える働きがあります。若返りのビタミンとして注目のポイントです。

食物繊維

アボカドに含まれる食物繊維の量はゴボウと同等量になります。食物繊維は、便通を整えて便秘を防ぐために欠かせない栄養素です。さらに、脂質、糖、ナトリウムを吸着して身体の外に排出する働きがあることから、生活習慣病の予防・改善の効果もあるといわれています。

葉酸

葉酸は、血を作るために必要な成分でもあり、貧血気味の人におすすめなだけでなく、胎児の発育に欠かせない栄養素として注目を集めています。妊婦さんには必須ですね。

アボカドには他にもカリウムや鉄、リンなどのミネラルも豊富に含まれていて、健康や美容効果をもたらすたくさんの栄養素が含まれています。

参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)

食べ過ぎ注意!高カロリー/高脂質

栄養価の高い食べ物は、食べ過ぎや、栄養価が高いことによる副作用が気になります。摂取時の注意点についてまとめました。

高カロリー

アボカドのカロリーは「100gあたり187キロカロリー」、果物の中では比較的高カロリーな部類になり、そのカロリーはご飯1杯と同じくらいになります。

アボカドからの摂取カロリーは50キロカロリーまでが適量だそうです。アボカドが1個200gだとすると、1/5個分が適量の計算になります。

丸1個分(つまり250キロカロリー)サラダに入れて「ヘルシー!」と思ってしまいがちだけど、実はビッグマックに相当する脂質量だという。高栄養ですが、食べ過ぎには注意したほうがいいですね。

高脂質

先述したように、アボカドには脂肪分のなかでも、よりヘルシーな不飽和脂肪酸が含まれています。とはいえ、高脂肪食品であることに変わりはなく、食べ過ぎには注意です。

脂質の取り過ぎがもたらすのは、言えずと知れた肥満や生活習慣病の発症です。血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させて、肥満や動脈硬化などの原因になります。内臓脂肪となって蓄積されていくと、血管の収縮やインスリン機能の低下などを引き起こし、高血圧や高血糖につながっていきます。

こうした生活習慣病がそのまま悪化していくと、心疾患や脳卒中といった恐い病気の発症を招くことも。。。

栄養があっておいしいからアボカドだけをパクパク食べるのではなく、バランスの取れた食事のなかの1つの食材としてアボカドがある、という認識で、適切な量の摂取が大切という事ですね。

アボカドのが持つ栄養素の働きと効果

心臓病やがん、肥満のリスクからあなたの体を守る!

アボカドに含まれる不飽和脂肪酸、食物繊維

働き:善玉コレステロール(HDL)を増やします。

効果:血糖を整える。体と脳の疲労を回復する。

肌の若返り効果!

ビタミンE、B6 

働き:皮膚の新陳代謝を活性化します。

効果:皮膚の再生や美肌に、高い効果があります。

体への有害物質の蓄積を防止

食物繊維 

働き:便秘などの代謝不良を改善します。

効果:毎日の便通を整えます。

まとめ

いかがでしたか?アボカドは素晴らしい栄養素をもつ一方で、偏った摂取は逆効果になってしまうことがわかりましたね。日々の食事にバランスよく取り入れていくことが大切ですね!

また居酒屋の逸品として使用する際も、お客様の健康への配慮があったり、またその説明があるとより付加価値がつけられますね。参考になればと思います。では☆

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