日本に訪れる外国人は2018年には3000万人をこえていて、2020年までで4000万人に達する予想です。そしてその消費額は8兆円を超えると言われています。日本人の消費が減ってきている今、飲食店でも、外国人観光客の層を取り込んでいく動きは必須です。
私は2018年まで5年間、アメリカのカリフォルニア州で和食レストランの店長兼寿司シェフとして働いていました。上手くいったこともあれば、失敗もたくさんあります。良くも悪くもお客様の反応をダイレクトに頂けるのが店舗営業の良さですよね笑。
そんな経験を踏まえて、外国人の方が日本の飲食店で食事をした時に、満足感を与えられるそんなポイントを洗い出します。
料理編
外国人が日本に求める料理 人気料理 トップ5!
1、和牛を使った肉料理
和牛の価値は海外でも上がっていて、本来神戸牛を指すKobe Beefは「日本産の牛肉」という意味で広く使用されています。焼き鶏と合わせて、中国人観光客には絶大な人気です。価格が高くてもおすすめすれば必ず満足してもらえます。
2、寿司、おまかせ
Japanese Foodといえば寿司です。海外でも多くのビジネスが展開されてて、生活に浸透しているといえます。日本に来る外国人には、日本で食べる本当の寿司に価値があり、正しい食べ方を勉強してくる方も多いです。
高級店のメニューである「おまかせ」という言葉「Omakase」も日本語のまま広がっています。Chefがその日に最高のネタであなただけのためにコースを作ってくれるというところが、ウケるようです。「おまかせ=高単価」もわかっているので、はじめに予算を伺えばOK、好き嫌いが結構激しいので、食べれないネタを聞くことが必須です。
3、ラーメン・うどん
アメリカではラーメンも大人気です。都市にあるラーメン店は行列ができるところも多くあります。人気な味は「とんこつ」、また辛いのも好きな人が多いため辛味噌味も好まれます。また同じ麺類で、うどんも人気です。天ぷらとの組み合わせが定番です。
4、天ぷら
定食・逸品としても人気。野菜だけ食べたい方もいます。
5、カレー
これ正直、私の周りではあんまり人気ではありませんでした笑。アジア圏の方にはウケるのかもしれません…
番外編
・枝豆 日本と同様に、始めの逸品として人気です。
・懐石 「Kaiseki」として、特に日本食に詳しい人が求めています。
・焼き鳥 串にささっていれば牛でも野菜でも焼き鳥です笑。特に中国人はすごい量をたべます。
接客編
接客で大切なのは、とにかくコミュニケーションをとろうとしてあげることです。言葉は話せなくても大丈夫!ジェスチャーで思いを伝えましょう。自然と日本人と同様の「おもてなしの心」が伝わって彼らの満足につながります。
まず気持ちでくじけそうな人は、私が海外で気づいたメンタル面の注意点がありますのでみていただければと思います。
気にしているのは自分だけ!とにかく英語で接客してみましょう:)
英語や中国語が話せないが、なんとか会話のとっかかりをつくりたいと思っている方には、これがおすすめです。ITを接客に取り入れられます。
まとめ
今ラグビーワールドカップで沸いている日本ですが、今後は東京オリンピック、大阪万博など、世界の注目を集めるイベントが盛り沢山に続きます。これからも、ますますインバウンドの増加が加速することは間違いないでしょう。このチャンスを売上アップにつなげましょう:)