居酒屋やレストランでもほとんど日本語の話せない外国人のお客様の来店は確実に増えていると思います。外国人向けの対応って、わからない分どうしても丁寧にしなきゃって構えてしまうと思うのですが、そんなときの心掛ることについてご紹介したいと思います。
ちなみに、私は2018年までアメリカにいて、帰国してからは東京に住んでいます。日本で暮らしている外国人ってすごく多いですね。観光で来ている方も、年々増えていて2018年は3000万人以上、5年前からすると4倍になっているそうです。(参考:年別 訪日外客数, 出国日本人数の推移)
先日私も、通勤途中に英語で道を聞かれました。
外国の方「スミマセン…」
私「はい、何ですか?」
外国の方「How can i get to Kinshi-cho station?」
…こんなかんじで、はじめは日本語で来るんですが、肝心なところは英語で聞いてくるんですよね笑。
道をきかれたときは、すみません、で断ることもできますが、お店の場合は対応必須です。どんな対応がもとめられるのでしょうか。
まず念頭におくこと
外国の方が来店されて、一番最初に浮かぶのは、「英語の接客できないけどどうしよう…」だと思います。
結論ですが、これって気にしているのは店側のスタッフだけです。お客側の外国の方は、日本人が英語(または日本語以外の言語)を話せないってことをよく知っています。そして、上手で軽快なやり取りを求めているのではありません!
まずこの点を念頭に置いて下さい。
外国人観光客がお店に求めていること
とはいえ、お客様を満足させなえればいけないことには変わりはありません。では外国人観光客は、何をお店に求めているのでしょうか。
この2つがほとんどだと思います。
1、日本のおいしい料理を食べること
2、日本の文化に触れること
まず、日本に旅行で来たうえでご飯を食べにきているので、日本のおいしい料理を食べることが1番の目的です。そして、文化に触れると書きましたが、単純に日本人とコミュニケーションをしたり、お店の雰囲気を楽しみにしています。
期待される接客
なんだ、結局英語で話さなきゃいけないのかと思われるかもしれません。確かにそうなんですが、ここで私が言いたいのは、「お客側の外国の方は、日本人が英語(または日本語以外の言語)を話せないってことをよく知っている」うえで、日本人とコミュニケーションが取りたいんです!
メニューを見ながら、写真や身振りで簡単な説明をしてあげたり、単にお店のお勧めを教えてあげる、その時には日本語が混ざっていても、まあ文句はいわれないでしょう。「自分のために、一生懸命に対応してくれてる(しようとしてくれている)」ということが伝われば、彼らに満足してもらえることが多いです。
まとめ
我々日本人は、英語になるとよけいに周りの目を気にしてしまう傾向があります。伝わらなかったらどうしようとか、周りの人が変に思ってたらどうしようっていう気持ちですよね。そんな時は、逆にカジュアルに、相手もわかってるんだからと適当な気持ちで、対応してみましょう!少しのフレーズでも伝われば、きっと満足してくれて、「アリガトウ」って帰っていただけると思います。