これからの日本の構造を考えると、ご来店される海外からのお客様にも感動を与えられるような店舗であれば、すごく将来が明るくチャンスに溢れた店舗だと思います。この記事ではそう考えられる理由について書きます。
先に結論、外国人観光客は外食する気満々で、1日に使う金額も多いからです。データから計算してみましょう。
日本人の5倍 !外国人旅行者の外食消費
日本の人口構造と海外からの観光客数
- 人口の減少 →消費の減少
- 消費人口の減少 →消費の減少
- 海外からの観光客の増加 →海外からの観光客の消費の増加
皆さんご存知の通り、日本の人口は減る一方で、海外からの観光客は増え続けていて、2020年には4000万人、その消費額は8兆円に達する見込みだそうです。
海外旅行者の飲食費
1回の平均滞在日数 9日(2018年の平均)
1人が消費する金額 20万円
海外旅行者の消費1人が1日に使用する金額 20,000円くらい
消費金額の内訳で飲食費の割合 約25%(2018年の平均)
→海外旅行者の消費1人が1日に使用する飲食費 5,000円くらい
日本人が1ヶ月に使う外食費
一番金額の多い30代独身男性でも、月に22,000円くらいだそうです。
→日本人の消費1人が1日に使用する外食費 800円くらい
参照:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2018年 | 政府統計の総合窓口、海外からの観光客+消費
まとめ
もちろん旅行/バケーションで来ているわけなので、お金を使って当たり前ですよね。きっと3食とも外食です。日本食を楽しむ、食べなれたファストフード、食べ歩き、コンビニなどなど。人口数を考えれば日本人の方が消費がありますが、飲食店やレストランに行こうと思っているのは海外からの観光客です。
そんな外食する気満々の外国人観光客をターゲットにしないで、外食するかどうかわからない日本人を振り向かせようとするところにリソースを投下し続けるのは無駄が多いと思います。
お客様に感動を与えることによって、リピートにつなげ、新規の顧客とリピート客のバランスを取りながら、というのがこれまでの日本にある飲食店のターゲティングです。
対外国人観光客にも同じように感動を与えることができれば、口コミやSNS発信による拡散効果も期待できます。ここをターゲットにしたメニューの打ち出しや、集客、店内接客が効果的ではないでしょうか。
英語は無理!それでも飲食店スタッフが知っておくべき接客フレーズ
皆さんのお店ではどうですか?