英語は無理!それでも飲食店スタッフが知っておくべき接客フレーズ

近年外国人観光客の方を多く見るようになりました。2020年には東京オリンピック、2025年には大阪万博が開催されるため、さらに多くの外国人観光客の増加が予想されています。

日本では人口が減り始め、またお酒を飲む機会が減ってきている昨今、店舗にとって外国人観光客の取り込みは、売り上げに直結するプラス要因です。

ただ観光客が増えるのは喜ばしいことですが、特に飲食店で働いている方にとっては「外国人観光客にどのように対応していいかわからない…」とお悩みの方も多いかもしれません。

飲食店では日本人向けの接客マナーについては教えられますが、外国人への対応はマニュアル自体がないというところもほとんどだと思います。きっと店長だってわからないですよね💦

今回は、飲食店スタッフの方向けに、英語が苦手だとしてもまず知っておくべき、覚えやすい英語フレーズを、シーン別にご紹介したいと思います。

ちなみに、外国の方と接するときの心構えとしてまず覚えておいてほしいことは、話せないことを気にしているのは「自分だけ」ということです。詳しくはこちらで書いています。

気にしているのは自分だけ!とにかく英語で接客してみましょう:)

 



来店時の対応

まずは来店時にお客様を温かく迎え入れる時のフレーズです。

【来店時】

・“Good Morning” “Good Afternoon” “Good Evening”もしくは“Hello”で出迎える

・予約を確認したいときは “Do you have a reservation?”

・人数を確認したいときは “How many people?”

・満席のときは“We are full right now.”

時間帯により “Good Morning” “Good Afternoon” “Good Evening”と言っても良いですが、多忙で余裕がないのであれば単純に“Hello”でも問題ありません。

もし予約制の飲食店ならば、「予約はしていますか?」という意味の“Do you have a reservation?(ドゥー・ユー・ハブ・ア・リザヴェーション?)” と尋ねればOKです。

予約制のお店でなければ「何名様ですか?」の意味の“How many people?(ハウ・メニー・ピープル)” を用います。

満席の場合に断る場合は“We are full right now.(ウィー・アー・フル・ライト・ナウ)”と答えます。

注文時の対応

【注文時】

・注文はお決まりですか? “May I take your order?”

「ご注文はお決まりですか?」は”May I take your order?(メイ・アイ・テイク・ユア・オーダー?)” と言います。

注文時はお客様の方から様々な質問を英語で受けるかもしれませんが、おおよそはどんな料理なのか、材料に何が使われているのかというものがほとんどです。様々なアレルギーを持っている方もいらっしゃるので、店側は事前に説明義務があります。

この対応がホールスタッフに一番負担がかかるので、あらかじめ外国人観光客向けのメニューに料理名の簡単な説明や材料を詳細に記載しておくと手間を省くことができます。

会計時・退店時の対応

【会計・退店時】

・金額を伝えるとき “○○○yen, please.”

・クレジットカードが使える時の応答 “Sure.”

・クレジットカードが使えない時 “I’m afraid you can’t use this credit card.”

・現金のみ取り扱いの場合 “We accept cash only”.

・退店時の対応 “Thank you for coming, see you again!

会計時は“Check, please”と言われることが多いので、伝票を受け取る時は“Thank you”というとより丁寧です。レジでは注文票を計算し“〇〇yen, please” のみでOKです。

“Can I use credit card?(キャン・アイ・ユーズ・クレジットカード?)”と訊かれることもあるかもしれませんが、もし使えるのであれば”Sure(シュア)”と答えます。もし該当のクレジットカードの取り扱いがなければ “I‘m afraid you can’t use this credit card.(アイム・アフレイド・ユー・キャント・ユーズ・ディス・クレジットカード)” と言います。

また近年はキャッシュレス決済を使っている外国人観光客も多いため、質問されたときは上記のCredit Cardをキャッシュレス決済の種類の名前(AlipayやWeChat Payなど)にして答えればOKです。

現金しか取り扱っていない場合は“I’m afraid we accept cash only(アイム・アフレイド・ウィー・アクセプト・キャッシュ・オンリー)”と言いますが、現金のみの取り扱い店舗は店頭に”Cash Only”と目立つ張り紙をしておくか、来店時に“We accept cash only. ”と伝えておくとより丁寧です。

退店時は“Thank you for coming, see you again!(サンキュー・フォー・カミング、シー・ユー・アゲイン!)”と笑顔で見送ると外国人のお客様もリピーターになってくれるかもしれません。

不安な場合に常備しておく人気のアイテム

ここまで、来店から退店まで飲食店でよく用いられる英語フレーズまとめでした。たった1つでも通じる言葉があれば、外国人への接客は一気に楽しくなります。外国人の方とのコミュニケーションがうまくいくと楽しくなって、もっと英語を勉強したくなるかもしれませんね。

ただ正直読んだだけでは実際の場面で出てきません。スタッフがだれも対応できないときは、店長であるあなたが何とかしないといけません。

そんなときに役に立つアイテムを2つご紹介します。

とにかく1冊持っておこう!  

今回紹介したフレーズを含む、基本的なレストラン英語の本になります。


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