【家庭向け】米油の使い方を考察【トランス脂肪酸に気を付けつつ生活する方法】

 

家庭向けの米油の使い方についてまとめました。

✔︎ トランス脂肪酸を多く含む油は危険だというけど、どんな油を使えばいいの?
✔︎ 米油にはトランス脂肪酸が含まれていますか?

こんな疑問にお応えします。

あなたがこの記事をよむと、家庭における米油の使い方がわかります。

米油は安全な食用油と言われていますが、一方でトランス脂肪酸を含んでいたりもします。事実を把握しながら、家庭ではどう使っていくかを考察します。

あなたの家庭でも、今日から取り入れられる内容です。

ご覧ください。

【家庭向け】米油の使い方

米油の使い方

始めに結論を書いておきます。

【家庭向け】米油の使い方
米油は炒め物、揚げ物に使う

理由
・においが少ない
・米油は高温に強い
・オリーブオイルより安価

なぜ米油が炒め物や揚げ物に向いているのかについて順を追って説明していきます。

米油とは?

まずは「米油」について知っていきましょう。

そもそも米油は、米ぬかを原料として抽出される油になります。米ぬかはもちろんお米から精製されたものです。

つまり、米油の原料は
・ほぼ100%国産
・遺伝子組み換えでない

安心安全な食用油になります。

米油は、油自体のにおいが少なく、料理に使っても食材を邪魔しない特徴ももあります。使いやすい油ですね。

米油の成分

次に米油の成分を見てみましょう。

◆米油の脂肪酸組成
オレイン酸(オメガ9) 42%
リノール酸(オメガ6) 37%
その他(飽和脂肪酸等) 21%
参考

米油の成分をみてみると、オレイン酸(オメガ9)とリノール酸(オメガ6)がバランスよく含まれていることが分かります。

日本人はリノール酸(オメガ6)を取り過ぎていると言われていて、その多くは大豆油やコーン油、キャノラー油から来ています。

一方でオレイン酸(オメガ9)はオリーブオイルに多く含まれている程度で、摂取する量は限られています。

オレイン酸(オメガ9)がとても良い状態で含まれている米油を使うことで、うまく脂質を摂取することができます。

トランス脂肪酸「0」ではない

少し話が変わりますが、あなたはトランス脂肪酸ってご存知ですか?

工業的に精製されたトランス脂肪酸が原因で、年間50万人を超える心血管疾患患者が亡くなっているという見方があります。WHOが利用のガイドラインを出していて、国によっては、トランス脂肪酸は使用を禁止されていたり制限されていたりする国もあります。

米油にも約1.0%程度のトランス脂肪酸が含まれている

と言われています。心臓疾患の原因物質が含まれているのは怖いことです。

その他にも、「油」は保存している間に少しずつ酸化がすすみ、不純物が増えていくものでもあります。

この事実が世界的に認知されてきているため、油の摂り方を気に掛ける方が増えてきていますし、安全な食用油についても注目が集まっています。

米油の精製方法

油の摂り方を気にする方が増えているなかで、食用油の精製方法にも注目が集まっています。

米油の精製方法は、化学溶剤(ヘキサン)を使った手法が一般的です。もちろんヘキサンが混入したままボトル詰めされることはありません。(ちゃんとヘキサンを取り除く工程があります)

でも、何となく安全じゃない印象が残りませんか。

中には低温圧搾で精製している米油もあり、少し価格は上がりますが、より安心安全を求めて低温圧搾の油にこだわる方も多くいます。

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ここで、米油の特徴について一旦まとめます。

・原料が国産で安心
・においが少ない
・オメガ9が多め
・トランス脂肪酸0ではない
・抽出は一般的にヘキサンを使う
・低温圧搾もある
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完璧な食用油はない話

完璧な食用油はない話

ここまで読んできて、こう思う方がいるかもしれません。

✔︎ 米油がいいというけど、結局トランス脂肪酸入ってるんだ。家庭で使うときに安全な油ってなかなか無いんだね。

これはその通りで、トランス脂肪酸が全く入っていない食用油はない、つまり、どんな食用油にも少しはトランス脂肪酸が入っているということになります。

となると結局どれをとっても同じ?となりそうですが、、、

食用油とトランス脂肪酸についてもう少し深堀してみます。

ここでアメリカの例を挙げます。アメリカではトランス脂肪酸の使用が制限されていて、食品中のトランス脂肪酸量をラベルに表示する義務があります。

ただ注意したいのは、禁止されているのは「工業的に精製されるトランス脂肪酸」になります。具体的には、保存に適した形に変えるため「水素」を添加して精製して作ったトランス脂肪酸です。

トランス脂肪酸には天然由来と人口のものと2つあり、天然由来のトランス脂肪酸はアメリカでも規制されていません。

天然由来のトランス脂肪酸が体にいいか悪いかで言うと、悪い。

けど、実際の摂取量は許容範囲と考えられています。

トランス脂肪酸は家庭でも増える

仮に、食用油に含まれているのトランス脂肪酸が「0」の食用油を買ってきたとしても、安心はできません。トランス脂肪酸は家庭でも増える可能性があります。

◆トランス脂肪酸が増える原因
・高温調理・・・炒める、焼く、揚げる
・長期間の使用・・・開封後1年以上

食用油を使って調理する過程では、トランス脂肪酸や、その他油の劣化による不純物が生成されています。

危険物質を自分で増やしていいるってことに気づいておく必要があります。

米油は高温に強い

こめ油は家庭での油の劣化に強い性質があります。それは、米油が高温に強い特徴を持っているからです。

一般的に油は加熱すると劣化が始まりまが、こめ油は抗酸化成分が豊富なため、熱を加えても安定性は変わりません。

調理過程でできるトランス脂肪酸や不純物ができつらい!

米油は家庭で増える食用油の危険が少ない油になります。

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ちなみに、

同様の性質はオリーブオイルにもあります。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸(オメガ9)。 悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを維持する賢い働きをしてくれています。

このオレイン酸は熱にも強いため、オリーブオイルは揚げ物や炒め物に使っても健康効果を維持できます。

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家庭で使うとよい油と価格感

食用油とトランス脂肪酸の関係から、家庭でも安心・安全に使えるとされているのはこの3つの油です。

・オリーブオイル
・米油
・ココナッツオイル

特にエキストラバージンのオリーブオイルは「キングオブ油」であり、安全で健康に良い、家庭で使うべき食用油です。

ただ、

ちょっと高いんですよね。

食用油の価格感
オリーブオイル 1L 1000円前後
米油 1.5L 1000円前後
ココナッツオイル 500ml 1000円前後

高価なオリーブオイルをドバドバと揚げ油にするっていうのは、正直気が引けます。

ここはバランスですね。家庭で使うならコスパも大切!

日本ではあまり使われないですが、ココナッツオイルもトランス脂肪酸が少なく食用におすすめされている油です。ただ熱に弱いので、ドレッシング用途がメインになります。

つまり、揚げたり炒めたりと高温調理につかう場合は、米油のいいんです。高温に強い特性を持っていて、オリーブオイルに比べてコスパがいいことですね。

最後にまとめです。

◆米油の使い方

結論
米油は炒め物、揚げ物に使う

理由
・においが少ない
・米油は高温に強い
・オリーブオイルより安価

 

こんなところで以上になります。

あなたの家庭ではいまだに「キャノラー油」とか「大豆油」を使ってたりしませんか?見えない危険は実感しづらいですよね。

◆家庭で安心・安全に使える油
・オリーブオイル
・米油
・ココナッツオイル

身近なところから見直していきましょう。

では。

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