【家でも割と使える】トーチバーナー【使い方と注意点】

 

トーチバーナーについてまとめました。

✔︎ トーチバーナーって何?何につかうの?
✔︎ プロしか使わないでしょ、家で使うと危なそう。

こんな疑問にお応えします。

この記事では、トーチバーナーとは?、から基本の使い方を紹介します。お店で使われる調理道具のイメージですが、家庭料理に使うと料理の幅がひろがりますね、具体的に解説します。

トーチバーナーを購入

トーチバーナーとは?

百聞は一見にしかず、これですね。

ガスボンベをセットして、カチッと押すと、高温の青い炎を噴射します。

もともとは「ろう付け」などの溶接作業に使われていた道具です。溶接に使われるだけあって、その温度は1000℃以上の「超高温」です。

私は飲食店に勤務していたこともあり、バーナーは日常的に使う調理道具という位置づけでした。

飲食を離れてからは、すっかり使う機会が減りましたが、家でもところどころで使うと料理の仕上がりに変化をつけることが出来ます。近年ではアウトドアやDIY人気につられて、バーナーの用途は広がっています。

用意するもの

◆バーナーヘッド

今回の主役。トーチバーナーの火を出す部分です。いろんな種類があります。

今回は家庭で使う前提なので、どれもそんなに変わりはないです。お得なものを選ぶでokです。

店舗で見に行くならホームセンターですね。さすがにスーパーやドラッグストアでは売っていないです。

とはいえ、

お店に行ったとしても、いくつか見比べて買うものではないので、、、ネットで買うのが楽です。サクッと注文しておきましょう。

ざっと見る限りスタンダードなのはこれですね。


 

◆ガスボンベ

トーチバーナーに使うガスボンベは、カセットコンロにつないで使うものと同じなので、併用できます。

これは100均とか、ドラッグストアにありますよね。冬には鍋などで活躍しますね。

最近ではホットプレートのような電気でつかうより安全なお鍋が増えている事もあり、お持ちでない家庭もあるかもしれません。

子どもの頃から使っているせいか、つぼい家はまだガスボンベのカセットコンロで鍋をします笑。余談です。


基本の使い方と注意点

使い方はシンプルです。

  • ガスボンベとバーナーヘッドをつないでセット
  • コックを回す
  • 引き金のようなボタンを押す

これだけで1000℃以上の炎を安定的に供給してくれます。とても便利。

一方では、危険な道具です。想像がつきますね。

使用前には注意事項を確認しましょう!3つ書きます。

これだけは、心にとめておくことを忘れずに。

✖ 人に向けない。
✖ 高温になる場所に放置しない。
▲ 使用後も熱い!

控えめに言っても、大けが・大事故につながります。

結構、見落としがちなのは、使い終わった後です。

ガスバーナーを使っている最中のあなたはとても慎重になるはずです。

特に気をつけるのは、使い終わったあとです。

まずは、ガスボンベのついたバーナーをガスコンロや火器の近くにポンと放置することがないように!大事故につながります。

あと置き方についてもちょっと注意。

バーナーヘッドとガスボンベをつなげた状態は、全体の重心が上の方にあり、バーナー自体、とても倒れやすいです。

こんな感じで、置くときは寝てせ置くのが安全です。

注意点を心に留めたところで、早速調理に使っていきましょう。

料理に使う

炙り

鮮魚、鮮肉をスライスしてサッと炙ります。

あぶる事によって、表面のみ焼き目をつけて、香ばしくなり、中身は生の食感を残す。この相反する2つの状態が混在することで、引き立てられる食材の味は、想像以上!

魚であれば皮目を焼いていくことで『臭さ』が、香ばしさに変わります。

脂多めの魚をあぶると、口の中でとろける食感に!家庭で楽しめます。

・・・

先日は築地で買ってきてた中トロをあぶりましたよ!炙った中トロは、くちどけ最高です^^

もう少し身近な食材だと、春と秋、に出回る鰹ですね。

シーズンが来ると鰹タタキが楽しめます。

刺身用の鰹はスーパーでも割と手に入る素材です。買ってきて、炙ってみてください。

まさにお店の味が家庭でたのしめますよ!

関連動画:おうちで鰹たたき(YouTube, 40秒)

焼き目

オーブンやグリル料理などの仕上げにつかえます。

・焼き魚の皮目をパリッとさせる
・チーズの焼き色をサッとつける
・焼き野菜の仕上げに

日常的に使うなら焼き目をつけるという役割で使うと、とても重宝します。

中まで火が通っているけど、もう少し焼き色をつけたい、という場合にバーナーでサッと表面をなでてあげるだけです。

オーブンやグリルから出したけどまた入れて3分様子をみる、、、みたいな出し入れの手間はありません。出したら、仕上げにバーナーでサッと炙る!

ちなみに、料理として「表面のコゲ」は少し必要です。

「焦げてるー」って言われたら、

「それは、焼き目だよ」

とやさしく教えてあげましょう!:)

溶かす

バーナーを使ったちょっと強引な調理方法です。

チーズ、バター、チョコ、などなど、

レンジで溶かしてつかう食材を、バーナーで直接炙って溶かすことも出来ます。

一例として、写真はタコライスの上に乗せる具にシュレッドチーズをかけて溶かしながら炙って焼き目をつけているところ。

無精者のすることですね。笑

とはいえ、お肉は調理済みでアツアツなのでレンジに入れる必要はなく、ただシュレッドチーズを溶かして、ちょっと焦げ目をつけたいという場面。考えてみると、おうち料理のあるあるではないですか?

強引な方法ですが、トーチバーナーは活躍します。

料理に使うデメリット

便利なガスバーナーですが、残念な点もあります。

✔ ガスの匂いが食材につきやすい

ガスボンベから噴射したガスを高温の炎として直接食材に吹きかけているわけですから…当然といえばそうなんですが、

ガスのにおいが食材につくと気になる方もいますよね。避けられない部分です。NGな方は使用を中止してくださいね。

ちなみにガスの臭いがつかないで、炙る別の方法もあります。それは炭を食材に接近させて炙るという荒業的な方法。家庭では実現難しいので紹介までに。気になる方は調べてください。

アウトドアに使う

DIY-木材表面加工

木材の防腐加工のために、表面をバーナーで焼いて、タオルで擦るという作業工程があるようです。

ふむふむ。

また余談ですが、実は我が家で、ベランダでトマトを育てるためにプランターを作る計画があり。まだ計画なんですが、そうなればトーチバーナーで防腐加工、利用したいところ。

ちょっと試しに端材でやってみました。

 

これでいいのかな。なかなか味のある色に仕上がります。

火起こし

キャンプやBBQの火起こしにもトーチバーナー1本あると便利です。

火起こしは、着火剤+うちわでパタパタだと、結構時間かかる作業ですよ。火がついたと思っても弱くて、肉が焼けない…みたいな状況は避けたいところ。

火起こしは始めが肝心!

着火剤で火がついた炭に向けてトーチバーナーを噴射すれば、短時間で高温にしてくれます。

まとめ

トーチバーナー、1本あると、おうち料理の幅がひろかります。

◆まずは注意点!

❌人に向ける
❌高温になる場所に放置
⭕️横に倒しておく

◆料理につかう

・サッと炙る
・焼き目をつける

◆アウトドアで使う

・木材表面の防腐加工
・BBQの火起こし時短

気になっている方には、チャレンジの価値ありです!


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