ねずみの存在を見てみぬふりしていませんか?一度住み着いたねずみは、繁殖力が強く、対策してもなかなかいなくならないので、あきらめている方もおおいと思います。この記事では、ねずみがもたらす危険について書いています。
ネズミは夜になって人気がなくなると出てきて、 台所や倉庫などの食べ物のある場所に現れ、食べ散らかし床、テーブル、食器などに排泄したりします。食べ物が食べられなくなるといった直接の被害だけではありません。ネズミがもたらす二次的な被害について見ていきましょう。
ネズミが運ぶ危険
感染症・食中毒
ネズミが不衛生なのは想像がつきますね。実際にネズミが運んでくる病原菌はこちらです。
・サルモネラ菌
・腸チフス
・E型肝炎
・ハンタウイルス肺症候群
日本ではあまりないそうですが、ハンタウイルス肺症候群は致死率が高いとされていて、大量感染の危険性も指摘されています。
飲食店で気を付けなければならないのはサルモネラ菌による食中毒です。サルモネラ菌というのは、一般的に卵や生肉に付着している食中毒菌です。通常飲食店では肉を適正に加熱処理することで、対策をしています。
例えば、調理済みであっても、その料理を冷ますために、鍋に蓋をせずに一晩キッチンで放置しておいた際に、ネズミによって菌をばらまかれてしまい食中毒発生につながる危険性などもあります。
その他にも、ネズミは尿を少しずつ垂れ流しながら移動するという習性があるため、調理場だけでなくお客様の前をネズミが走り回るということは、客席にまで病原菌をまき散らしているということになります。
害虫
ネズミの体には、イエダニやノミなどが寄生しています。ネズミが死んで血を吸う相手がいなくなると人の血を吸うことがあり、それが原因で皮膚炎を発症します。腹部や太ももからの吸血が多く、特に冬場に被害が多発します。
ちなみに、ネズミ一匹につきダニが1000匹くらい住み着いてるそうです。。。聞いただけでかゆくなってきますね。
設備の破壊
ネズミが口にするのは、食べ物や水分ばかりではありません。屋内にある柱、電線コード、木製の家具などが、その対象になります。特にビニール製の電線をかじられると、電化製品や、調理器具が使えなくなる被害につながります。
飲食店でいうと、主要な料理をつくる機材の電源が入らないと、機材の修理費用だけでなく店舗運営自体に大きな影響があります。
まとめ
いかがでしたか?飲食店だからネズミやゴキブリが出ることは普通、防ぎようがない、などあきらめている方は今一度、ネズミがもたらす被害や危険について認識していただければと思います。ネズミが店内にいるということは、様々な問題を引き起こしかねません。
もしネズミがお客様の前に出てしまった場合は、不快感えを与えることはもちろんですが、お店に対する不信感を強く与えます。一度のトラブルが噂で広がったり、インターネットの口コミ評価やSNSで簡単に拡散していきます。
不衛生がもたらす健康被害は、店舗の運営停止に直結します。もし、ネズミや害虫被害がないお店であっても、油断することなく清掃や衛生の管理を継続していきましょう。そして、害虫の被害が出ているお店は、忙しさに流される営業でも一度立ち止まり、是非対策行動を始めましょう。