【家庭向け】ココナッツオイルの使い方【揚げ物以外で使いましょう】

 

家庭でのココナッツオイルの使い方についてまとめました。

 

✔︎ ココナッツオイルは健康にいいと聞くけど、ご飯を作る時には、どんな使い方をすればいいの?
✔ ココナッツオイルの選び方を教えて欲しい!

こんな疑問にお応えします。あなたがこの記事をよむと、家庭でのココナッツオイルの使い方がわかります。ココナッツオイルの特徴から、おすすめする使い方の理由について解説します。

ちなみに、オメガ◯◯やケトン体などの、具体的な物質名は(なるべく)使わないように書いています。もし化学的な部分を詳しく知りたい場合は書籍を読んでください。

 

それではいきましょう。

 

家庭向けココナッツオイル使い方

ココナッツオイルの使い方

早速ですが、

ココナッツオイルを家庭料理に使う方法がこちらになります。

・炒め物
・ドレッシング
・和え物
・お菓子作り
・飲料

 

そうです、単純に、今使っているサラダ油を置き換えて、ココナッツオイルを使えばOKです。

特に火を使って調理する場合は、仕上がった料理にココナッツの香りが主張するわけではありません。

まずは少量から使い徐々にお好みの量に調整していくのもいいですね。

 

選択しとしてこれはない!

▲揚げ油として使う
炒め物などに少量使う事はいいのですが、ガンガン熱して揚げ物をする場合にはココナッツオイルはつかいません。

ココナッツオイルは加熱に弱く、引火点は234℃とされています。

揚げ物をするときの油の温度は170-180℃ですので、たしかに引火点には達しないですが、気づかないうちに熱しすぎたりする危険を考えると使用しない方がいいですね。

▲直接飲む
→健康食品としてやダイエットとして、ココナッツオイルを飲んで継続摂取することを進められたりする場合があります。それはそれでやってもらえばいいのですが、家庭料理に使うという意味で今回はおすすめしません。
(医療的、またはダイエットのためなど、目的が違う場合は別です。)

 

ココナッツオイルとは

ココナッツオイルとは?

ココナッツオイルとは?についての説明です。

ココナッツオイルの特徴やメリットを知ると、家庭でもココナッツオイル使ってみようかなってなります。知見を広めて、ココナッツオイルを使う意味を理解していきます。

特徴

・飽和脂肪酸でできてる。
・酸化しにくい
・中鎖脂肪酸が多い
 →中鎖脂肪酸は全体の約60%含
・「ラウリン酸」が多く含まれている
・ココナッツの甘い香り
 →自然のフレーバーを持っている
・人類の食歴史上長く存在するもの
 →スリランカやフィリピンやタイでは日用品

聞いたことがあったり、何となくわかる部分もあるかもしれいません。

ただ、特徴を並べただけだと、へーって感じになってしまうので…。

ココナッツオイルの特徴が、家庭で使用する時のメリット、デメリットにどうつながっていくか見ていきましょう。

 

メリット

◯エネルギー効率がいい=脂肪がつきにくい
中鎖脂肪酸の特徴になります。一般の植物油に比べて速やかに消化・吸収されるので、エネルギーになりやすい特性があります。逆にいうと、油を取っているけど、脂肪になりにくいと言えます。
普通オイルに比べての体内への消化吸収が4倍、代謝は10倍と脂肪になりにくいオイルです。

 

◯コレステロール0
→ココナッツオイル自体には、コレステロールが含まれていません。

 

◯トランス脂肪酸0
→ココナッツオイルの脂質は90%以上が飽和脂肪酸なので、不飽和脂肪酸であるトランス脂肪酸(TFA)をほとんど含みません。

関連記事:【規制がない!】危険なトランス脂肪酸と日本の食品【現状まとめと家庭でやるべき対策】

 

◯人類の食歴史上長く存在している
→フィリピンやタイ、特にスリランカでは1400年前から食べつがれてきた歴史があります。ポッとでてきた新しい食材ではありません。安心安全は人類が身をもって体験しています。

 

デメリット

▲加熱に弱い(発火する)
→揚げ物には使わない理由がこの特性です。また高温で長時間熱する場合(ステーキなど)も煙が多く出やすく、場合によっては家庭で使うのに不向きな場面があります。

 

▲飽和脂肪酸が多い
→体内で、LDL(悪玉)コレステロールの値を高める可能性があるため、摂りすぎには注意が必要です。

 

▲性ホルモンの代謝を阻害することがある
→この代謝阻害は、成人男性にとっては、前立腺肥大を抑制させるなど、良い面もありますが、成長期の子どもにとっては良い影響とはいえません。ここも摂りすぎには注意が必要です。

 

ここまで見てみると、先に書いた2つの使用方法は、家庭向けとしてはおすすめしない理由がわかってくるかと思います。

▲揚げ油として使う
ココナッツオイルは加熱に弱く、引火点は234℃とされています。通常の油より発火しやすいので危険。


▲直接飲む
特に子ども向けに使うという意味ではおすすめしません。性ホルモンの代謝への影響がある。

 

こんな感じですね。

もう少し深く知りたい場合におすすめ参考書:
ココナッツオイル健康法

 

 

ココナッツオイルの選び方

ココナッツオイルについて把握しました。

デメリットもありますが、家庭用のサラダ油に置き換えて使う程度であれば、問題ない。これは人類が身をもって体験しています。

 

ここからは、あなたが使うココナッツオイルの選び方について見ていきます。

ポイントは「精製方法」です。

 

◯ヴァージンココナッツオイル
ヴァージンココナッツオイルとは、生のココナッツから化学溶剤を使用せず油を抽出したココナッツオイルです。栄養価が高く、ココナッツの香りや風味がしっかり残っているのが特徴です。

 

◯圧搾して精製
圧搾して精製してしているココナッツオイルも、化学薬品は使われていないので、安心です。


▲RBDココナッツオイル
化学処理されたココナッツオイルを指します。RBDとは、Refined(精製)、Bleached(漂白)、Deodorized(消臭)の意味です。ココナッツの香りが薄くしてあるので、くせがなく使いやすいですが、一方で、化学薬品を使っている分、安全性の意味が変わってきます。

 

ココナッツオイルの成分自体は安全、プラスして、
「圧搾」「(エキストラ)ヴァージン」この2つのキーワードで選ぶことで、より安心なココナッツオイルを選定できます。

また日本だと「有機JAS」、アメリカだと「USDA Organic」の証明マークが表示されているものは、化学薬品不使用が確認されていてより安全になります。

 

おすすめのココナッツオイル

最後におすすめのココナッツオイルを1つ紹介して終わりにします。つぼい家ではこれを使っています。

有機JASオーガニックバージンココナッツオイル 500ml


 

オーガニックだと安心ですよね。大量に使うものではないです。オーガニック素材のものでも、費用的にはそんなに高くならないはず。

500mlは「大さじ」でいうと約30杯分です。使っている感覚だと、30回分と言い変えてもいいと思います。

1年で使い切るくらいが使用期間の目安ですね。週1でも、炒め物やお菓子作りに利用していけば、一瓶はすぐになくなります。

※ココナッツオイルの特性上、冬季は固形化するので、広口容器(瓶)がおすすめです。チューブやレトルトパックは不向きです。

 

こんなところで以上になります。

ココナッツオイル、健康にはいい油です。

是非お試しください。

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