今回は、豚のスペアリブを使った煮込み料理のご紹介です。
スペアリブ料理というと、オーブン焼きと煮込みの2つに大別できます。じつは以前にスペアリブのオーブン焼きにチャレンジしたものの、肉が硬くなってうまくいかなかったことがありました。食べる時にゴムみたいで噛み切れない、いわゆる失敗です。
なので今回は肉自体をやわらかくして、おいしく食べる目的で煮込みにしています笑。そして「ザ!鉄腕!DASH!!」で見た、バナナとのコラボレーションで「砂糖を使用しない煮込み料理」に挑戦です!
「スペアリブ」 とは?
そもそもスペアリブって、なんとなく豚肉で骨のついた肉であることは想像しますが、どこの部位なの?と思い調べました。
スペアリブとは…
肋骨まわりの骨がついたお肉のことです。スペアリブのスペアとは「spare」 という単語になります。意味は「痩せた、ぜい肉がない」です。スペアとリブをくっつけて「肉が少しついたあばら骨」となります。
豚肉だけを指すものではなく、鶏、牛、羊にもスペアリブはあるそうです。牛だと骨付きカルビがそれにあたり、結構身近に食べているものも、スペアリブだったんですね。
豚肉であればそのままスペアリブと呼びますが、骨がなければ「ばら肉」です。とろとろの角煮や、スライスして焼肉などいろいろな料理に使いますよね。(ただそう考えると骨付きの分厚いばら肉をそのまま焼いたら、噛み切れない肉の塊であることはイメージがつきますね・・・)
主な栄養素
タンパク質、脂質、ビタミンB群、が多く含まれていて、夏ばて防止や疲労回復の役割があります。またエネルギーを作る働きのナイアシンも一緒に摂取できるため、タンパク質や脂質をエネルギーに作り替えられるときにかかせない栄養素も持っています。
今回のお肉はこれ!
つくば美豚SPF
SPFとは「Specific Pathogen Free(特定の病原体をもっていない)」、健康に悪影響を与えると指定された、特定の疾病が存在しない豚のことをいいます。
獣臭が少なく、肉の筋繊維が細かいためとても柔らかい、食欲をそそる見た目にも綺麗なピンク色と真っ白な脂が特徴です。赤身と脂身のバランスが抜群!ちょっと高級なつくば美豚を使用します:)
バナナ×スペアリブ煮込みの作り方
材料(3~4人分)
・スペアリブ 1000g(骨付きの重さ)
・長ねぎ(青い部分)1本分
・しょうが 1かけ(輪切り)
・にんにく 2かけ(殻をむいてそのまま)
・バナナの皮 1本分
・長ネギ(白い部分) 1/4本(白髪にカット)
★調味料
・酒 おおざじ2
・おろし生姜 1かけ分
・おろしにんにく 2かけ分
・醤油 おおさじ1
・オイスターソース おおさじ1
・バナナの実 1本分(フォークなどでつぶしておく)
調理 下処理~味入れ
1、スペアリブは塩を振って下味をつけるとともに、常温で2~3時間おいて室温に戻しておきます。
2、フライパンでスペアリブの表面に焼き色がつくまで焼きます。(深めのフライパンがあればそのまま煮込めます。)
3、肉がかぶるくらいの水、長ネギ、生姜、にんにく、バナナの皮を加えて煮込んでいきます。フライパンのままでもいいですし、入らなければ鍋に移して煮込みます。(セロリの葉っぱや、ローリエも臭みけしに)
4、沸騰したらあくをとります。あくの量が多いので、ここでしっかりとっておきます。そのまま30分ぐつぐつ煮込みます。
5、30分経ったら、長ネギ、生姜、にんにく、バナナの皮を取り出します。(煮込む過程を鍋でやった場合はここでまたフライパンに戻します。)また、残っている煮汁はそのまま煮詰めていく予定ですが、多すぎる場合は少し減らします。
6、「★調味料」の中でバナナ以外のものを加えて、煮汁を煮詰めながら味を入れていきます。
7、煮汁が減ってきたらバナナを加え、スペアリブを回して煮汁と絡めていきます。煮汁の味を見て、薄ければ醤油を足します。(焦げるのが心配な場合は、火力を弱くしてもOK)
※煮汁をすべて使ってるため、タレが白濁しています。
8、煮汁がドロッとなってきたら火をとめ、皿に盛り付け白髪ねぎを添えて完成です。
付け合わせ野菜
付け合わせには、シンプルに焼き野菜が合うかなと思います。ジャガイモ、茄子、きのこ類、人参、ピーマン(パプリカ)、とうもろこし、オクラなどなど季節に合った素材がいいですね。
メインに手間がかかっている分、付け合わせは簡単にできる生野菜のサラダでもさっぱり食べられます。
是非、お試しください☆