今、飲食店で働いている、そして、転職を考える方へ

今、飲食業界で働いているけど、何らかの理由で転職を考えている方は多いのではないでしょうか。

そんなあなたへ、本記事では、転職の方法と転職時に失敗しないよう注意するべきポイントをお伝えしていきます。

ちなみに、私は大学在学中のアルバイトも含めると、15年ほど飲食業界で働いていました。大学卒業後、新卒である飲食企業に正社員として就職しました。一般社員~調理場責任者、店舗責任者、海外支店責任者といろいろなポジションを経験しました。

2018年夏ころに転職して、今は他業種の一般企業で働いています。経験談も含めつつ、本当に転職したいのか?という根本の部分から自分を見つめなおせる内容になっています。

 

転職する目的

まず冒頭で書いておこうとおもいますが、転職するにあたって一番大切なのは、

「転職して何がしたい?」
「何を求めて転職するの?」

といった転職する目的です。

 

飲食業界から転職を考える時には、大体の場合、転職したい気持ちが先走ってしまっているケースが多いです。理由は簡単で、現状の勤務体系に対して体が限界を感じていたり、給与、職場の人間関係に不満があることがほとんどだと思います。

私は飲食店で店長として働いていた経験上、転職していく人も多く見てきました。

とにかく現状から逃れたいから転職したい!というケースは、あまりうまくいかないことが多かったり、結局出戻ったりすることが多いと思います。(飲食業界って出戻りおおいですよね)

 

今の職場を離れたい=転職したいなら、その目的が大切なんです。もっというと、「これから何がしたい?」という前向きな目的です。

 

あなたの目的ははっきりしていますか?

 

今、飲食店で働いている、そして、転職を考えるあなたへ、ここからを軸に2つのパターンで、転職について紹介していきます。

飲食業→飲食業 目的はキャリアアップ

目的は?

「飲食→飲食」の転職の目的は、あくまでもキャリアアップです。

・現状の仕事内容に満足できない
・よりハイレベルな環境で成長したい
・独立するために必要なスキルを身につけたい

など、レベルアップが目的での転職になります。

業界内の転職 メリット/デメリット

目的がはっきりした人でも、飲食業界内でキャリアアップを目的にした転職をする場合のメリット、デメリットは確認しておいた方がいいです。

 

メリット

– これまでと分野の違う技術をみにつける 
– 高級店などハイレベルな環境に挑戦 
– 企業規模によっては良い福利厚生の条件

デメリット

– 労働時間や休みに変化はない前提、悪くなることも 
– 慣れた職場環境から離れる 
– 一時的に役職が下がる 

 

飲食店のキャリアアップの場合、新しい環境を求めていることが多いので、向上心の高い人ほど、デメリットは少ないかもしれません。

しかし転職先も企業である以上、その独特のルールや、店舗オペレーションになじむまでは大変かもしれませんし、やり方がどうしても合わないということもあります。

前向きな転職でも、こういった面で新しい環境に馴染めないことがあります。本来の実力が発揮できなかったり、評価が伸びず、希望の仕事ができないなどの懸念があることは知っておくべきと思います。

転職先を探す方法

転職の目的がはっきりしていて、転職するメリット/デメリットもわかった上で、「飲食→飲食」を進める方法をご紹介します。

1、知り合いから紹介してもらう

飲食業界の特徴かもしれませんが、どの企業/店舗も常に人が不足しています。キャリアアップを目指すような、優秀な人材は常に引く手数多でしょう。

元同僚など、業界内に横のつながりがある場合は、情報収集からでも話を聞いてみることも1つの方法です。ただ紹介案件は注意も必要で、こちらで紹介してます。

2、転職サイト/転職エージェント

エージェントと聞くと何か大掛かりな気がして、登録も気が引けるかもしれません。実際は相談やヒアリングなどのレベルで面接してくれるところが多く、登録~無料相談を受けている人はとても多いです。

飲食業の場合、職場がとてもクローズドな環境ですので、転職を周りに相談しずらい場合がほとんどだと思います。一人で悩まず、相談面接を予約してみましょう。情報収集にもなります。

 

とりあえずどんな転職先があるかを探してみる!そんなかたはリクナビNEXTで簡単検索できます。

スムーズに進めたい方は、迷わずエージェントを使ってください。店舗経営やスーパーバイザー職などの案件も、エージェントを通して企業を探す方が、件数的にもリーチしやすくなります。また最近では土日休みや、労働時間に配慮した求人を探してもらえることもあります。

飲食業→他業種 目的はキャリアチェンジ

目的は?

「飲食→他業種」の転職目的は、現状からの脱却これに限ります。

・長時間の労働時間に耐えられない
・体力的、金銭的に将来が不安
・独立よりも安定が欲しい

など、正直ネガティブな理由からの転職というモーションになります。

転職後の目的は、特にやりたい仕事内容ははっきりしていますか?必ず一度考えてみて、できれば紙に書き出せるくらい明確にしましょう。

他業種への転職 メリット/デメリット

目的がはっきりと確認できたとしても、飲食業界からのキャリアチェンジをする場合のメリット、デメリットについては確認しておきましょう。特に早く現状から脱却したいという気持ちが強く焦っている方ほど、デメリットを認識することで冷静になることができます。

 

メリット

– 勤務時間や休みなどの労働条件を変えられる 
– 今の職場環境から離れられる 
– 新しいスキルや知識を習得できる

デメリット

– これまでの経験がほぼ生かせない 
– 新しい業界/仕事内容に慣れるのに時間がかかる 
– 一時的に給与が減る場合が多い

 

目的にもよりますが、メリットしか見えなくなっている人が多いと思います。ただ、業界を変えて転職する場合、新しい仕事に慣れるのはすごく大変です。(30を過ぎてから他業種へ転職した私が大変でした…)

給与面で、飲食店って残業がすごく多い分、それなりに給料は多くなります。何も経験のない企業へ就職した場合、残念ながら、基本給から残業代までかなり少なくなることは覚悟した方がいいでしょう。

転職先を探す方法

他業種への転職は、転職サイトやエージェントの力を借りる方法一択です。まずはどんな仕事があるのか、見てみるところから始めましょう。

繰り返しになりますが、今の仕事を早く辞めたい…という気持ちや焦りを抑えて、新しくやりたい仕事内容をしっかり考えましょう。転職活動においても、転職が成功した後の職場でもご自身の支えになるはずです。

「リクナビNEXT」→とりあえずどんな転職先があるかを探してみる!そんなかたはリクナビNEXTで簡単検索できます。

 

【飲食店からの転職】未経験にもチャンスあり【大・中企業でも異業種人材を求めている話】
  飲食店からの転職では、未経験歓迎にチャンスがある点についてまとめました。   ✔︎ 飲食業から転職したいけど、スキルもないし…未経験からOKな企業ってあ…
chef-mitch.life

 

こんなところで以上になります。

 

実際、今の職場環境に悩んでいる方、多いと思います。私もそうでした。

あなたが転職を考えるなら、その目的はなんですか?必ず一度考えてみてください。できれば紙に書き出せるくらいに。。

そのうえで行動してみると自分のしたいことがよりはっきりしてくると思います。

関連記事