こんにちは!今回は、夏場の駅前での売れ筋商品を見つけるために行った実験結果を共有します。
先日、Xでこんな投稿をしました。
このブログを読んでいる方の中には、スイーツのキッチンカーを運営していて、駅前での出店を考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は冷たいソフトドリンクの販売とその結果、考察を共有します。
特に夏場の暑い季節に、何が売れるのか悩んでいる方に向けて、私たちの実践結果が少しでも参考になればと思います。
早速見ていきましょう!
夏場に冷たいドリンクが売れやすい理由
一般的に、夏場には冷たいドリンクは非常に売れやすいです。
これはいくつかの理由によるものです:
◆暑さによる需要の増加:
高温の環境では、身体が水分を欲しがるため、冷たい飲み物は自然と需要が高まります。
◆冷却効果:
冷たいドリンクは、体温を一時的に下げる効果があり、暑さで疲れた体をリフレッシュさせるのに最適です。
◆即時の満足感:
冷たい飲み物は、即座に喉の渇きを癒す効果があり、すぐに満足感を得られるため、多くの人に好まれます。
◆バリエーションの豊富さ:
冷たい飲み物には、アイスコーヒー、アイスティー、レモネード、スムージー、フラッペなど多くの種類があり、様々な嗜好に対応できます。
◆手軽さ:
持ち運びが簡単で、歩きながらでも飲めるため、特に移動中の人々にとって便利です。
夏場に冷たいドリンクが売れる例とデータ
大手のカフェチェーンやコンビニエンスストアの夏季限定メニューでは、冷たい飲み物が多くラインナップされています。
スターバックスなどのカフェでは、夏場に冷たい飲み物の売り上げが急増することが報告されています。
キッチンカーでの実践
キッチンカーでも、冷たいドリンクは非常に人気があります。
特に駅前やイベント会場など、人の動きが多い場所では、冷たい飲み物が好まれる傾向にあります。
実際に、私たちのキッチンカーでも、ソフトドリンクの販売を行った結果、好評でした。
夏場には冷たいドリンクが売れやすいというのは一般的な傾向であり、キッチンカー運営者にとっても非常に有望な商品ラインナップと言えます。
これからの暑い季節に向けて、冷たいドリンクを提供することは、売上を伸ばすための効果的な戦略です。
今回のチャレンジと結果
今回の出店場所は「飯田橋ラムラ」前でした。
天気は曇りで気温は25-30℃。
新しい試みとして、ソフトドリンクを提供しました。
その結果、10個のソフトドリンクが販売されました。
ソフトドリンクの売れ方のパターンは以下の通りです:
・単品販売
・ランチまぜそばと一緒に購入
・チュロスと一緒に購入
他の商品との比較
これまでの出店では、ソフトクリームやかき氷も販売していましたが、それらと比較してソフトドリンクの反応は非常に良好でした。
特に、ソフトクリームやかき氷に比べて、購入される頻度が高かったです。
客層の分析
今回のソフトドリンク販売では、購入する客層は幅広く、特定の層に偏ることはありませんでした。
家族連れ、若い女性、海外の方と、様々な年齢層や性別の方々から購入がありました。
夏場に冷たいドリンクを販売するメリット
メリット1|幅広い顧客層に対応できる
ソフトドリンクは年齢や性別を問わず、多くの人が日常的に購入する商品です。
特に夏場の駅前という立地では、通勤・通学客やショッピングに来た人々など、多様な層にアプローチできます。
例えば、朝はすっきりとした炭酸飲料、昼はフルーツジュース、夕方はカフェインレスのハーブティーなど、時間帯や客層に合わせた品揃えを工夫することで、幅広いニーズに対応できます。
また、健康志向の人向けの低糖・低カロリードリンクや、子供向けの楽しいデザインのドリンクなど、ターゲットを絞った商品開発も可能です。
メリット2|セット販売など、他の商品との組み合わせが容易
ドリンクは食事やスイーツとの相性が良く、セット販売の機会を増やします。
例えば、「スパイシーまぜそば+レモネード」や「チョコレートチュロス+アイスコーヒー」などの組み合わせで、顧客の満足度を高めつつ客単価を上げられます。
さらに、季節限定の「夏祭りセット」や「涼みセット」など、テーマ性のあるコンボメニューを提案することで、購買意欲を刺激し、SNSでの話題作りにもつながります。
このようなセット販売は、在庫管理の面でもメリットがあり、メイン商品の売れ行きに合わせてドリンクの提供量を調整しやすくなります。
メリット3|準備や提供が比較的簡単
ソフトドリンクは、事前に仕込んでおけば注文を受けてからの提供時間が短く、回転率を上げやすいという利点があります。
例えば、朝の準備時にフルーツを切ってシロップと合わせておけば、注文後すぐにフルーツティーを提供できます
また、専門的な技術やトレーニングがあまり必要ないため、アルバイトスタッフでも短期間で習得可能です。
これは人材採用や教育コストの面で大きなメリットとなります。
さらに、原材料の保存期間が比較的長いものが多いため、在庫管理のリスクも低く抑えられます。
ただし、品質管理には十分注意が必要で、特に夏場は衛生面での配慮が欠かせません。
定期的な温度チェックや、使用器具の徹底した洗浄など、基本的な衛生管理を怠らないことが重要です。
夏場に冷たいドリンクを販売する課題や改善点
課題1|単価が低い可能性がある利益率の検討が必要
ソフトドリンクは一般的に単価が低いため、利益を確保するには工夫が必要です。
例えば、原価の安いシロップベースの飲料を中心に据えつつ、フレッシュフルーツやハーブなどのトッピングをオプションとして提供することで、付加価値を高められます。
また、地元産の果物を使用したプレミアムジュースや、オーガニック素材にこだわったドリンクなど、高付加価値商品のラインナップを増やすことも検討できます。
さらに、容器やストローにも注目し、環境に配慮した素材を使用することで、価格に見合う価値を提供し、顧客の支持を得られる可能性があります。
利益率を上げるためには、こうした差別化戦略と併せて、仕入れ先の見直しや大量発注によるコスト削減など、原価管理の徹底も重要です。
課題2|競合(コンビニエンスストアなど)との差別化
駅前という立地では、コンビニエンスストアや自動販売機との競合が避けられません。
差別化のポイントは「鮮度」と「カスタマイズ性」にあります。例えば、注文を受けてから搾るフレッシュジュースや、その場で淹れるハンドドリップコーヒーなど、「作りたて」の価値を前面に押し出すことができます。
また、顧客の好みに合わせて甘さや氷の量を調整したり、複数のフレーバーを組み合わせたりするなど、カスタマイズ可能なメニューを提供することで、既製品との違いを明確にできます。
さらに、地元の特産品を使用したオリジナルドリンクの開発や、季節限定の「インスタ映え」するビジュアル重視の商品など、キッチンカーならではの機動性と柔軟性を活かした商品展開が効果的です。
接客面でも、顧客との会話を通じて好みを聞き出し、パーソナライズされた提案をすることで、大手チェーン店にはない魅力を創出できます。
課題3|保冷設備の確保と管理
移動販売における保冷設備の確保と管理は、品質維持と食品安全の観点から非常に重要です。
例えば、コンパクトで効率的な保冷ボックスやポータブル冷蔵庫の導入、氷の使用量の最適化などが考えられます
また、電力消費の増加に伴う運営コストの上昇に注意が必要です。
これに対しては、ソーラーパネルなどの代替エネルギー源の活用や、保冷効率の高い設備への投資を検討できます
さらに、温度管理のためのデジタル温度計の導入や、定期的な温度チェックの徹底など、システマチックな管理体制の構築が求められます。
衛生面では、使用器具の洗浄・消毒の手順を明確化し、スタッフ全員で共有することが大切です。
これらの取り組みは、単なるコストではなく、安全性と品質を保証する投資として捉え、顧客に対する付加価値の一つとしてアピールすることも可能です。
今後の活動について
今回の結果や、ドリンク販売のメリット・デメリットを踏まえて、ソフトドリンクの販売は今後も継続していく予定です。
さらなる工夫を加えたり、商品ラインナップを見直したりして、より多くの顧客に満足してもらえるよう努めます。
出店の様子については、毎回「 #キッチンカー日報 」というハッシュタグをつけて、Xでレポートを投稿しています。
こちらも是非ご覧くださいね。
いいねやフォローいただけると大変励みになります!
まとめ
夏場の駅前出店におけるソフトドリンクの可能性は非常に高いと感じました。
他のキッチンカー運営者の皆さんにも、ぜひこの経験を参考にしていただきたいと思います。
特に、ソフトクリームやかき氷といった定番商品に加えて、ソフトドリンクをラインナップに加えることで、売上の向上が期待できるでしょう。
今後も様々な商品で挑戦を続けていきますので、ぜひお楽しみにしていてください!