飲食業界の働き方は企業でなく店長が変えます!

飲食業界の働き方は企業でなく店長が変えます!

今日は「飲食業界の働き方は企業でなく店長が変えます!」というテーマでご紹介していきたいと思います。私はアルバイトも含めると15年間飲食業界で働いていました。最後の5年はアメリカにいましたが、日本企業だったのでやってることは変わらなかったですね。働き方改革法案も整備されていよいよ、全国的に変化があるかなという時代に移ってきていますが、飲食業界の働き方に変化はあるのでしょうか。

これ結論で言うと残念ながら、まだなにもかわっていません。

深夜営業の廃止もふくめた、営業時間の短縮というニュースが取り上げられていて、飲食業界変わってきてるんだ、と感じる人がいると思いますが、基本1日12時間以上+通勤時間の労働はあたりまえです。深夜営業していたり、半深夜(~2amまでなど)の店舗で、ランチもある店舗の社員はそれ以上に働くことが日常化しているはずです。さらに休憩も休日も取れているか不明。会社は決まった時間数の残業代しか払いません。

ただ、こんな話ばかりだと、飲食業界の文句だけで終わってしまうので、私が飲食業界で勤務していて店長だった頃から実際にやっていた事をお伝えします。

1、社員の休日は規定日数+2で月のシフトを組む
2、勤務時間は変則12時間ではなく、店舗での拘束時間を12時間にする
3、転職する

1、2は店長か管理者しかできないことは確かですが、それでもこれが実現できるとだいぶ違います。は?そんなの無理でしょ。って思われるかもしれませんが、まずそうやってシフトを組まないと、そもそもが無理です。シフトを組んだ後の社員の休日は、増えることはなくても、減ることはあるあるです。あらかじめ多く組んでおきます。そのまま取れれば有給使います。勤務時間も同じ考え方です。ランチ営業がある店舗だと朝の10時~夜11時や12時まで勤務があり、社員はほぼ間違いなく通しで勤務です。ここも割り切って朝10時~夜9時、昼1時~夜12時など早番、遅番制でシフトを組んでしまいます。そして時間になったらサクッと帰ります。ランチがないお店は昼3時~夜12時の勤務で、やるとすれば残業をなくすくらい、夕方5時~夜12時などだと思います。(ランチのない店にいたことがないため推測です…)

ここまでが実現し習慣化できて、月の実質の残業はやっと80時間くらいだと思います。

3は、はい、そのままです。私は去年転職して今は一般企業に勤務しています。業務内容はおいとくとして、勤務時間に関しては、残業20~30時間、月の休みはカレンダー通りです。ただサラリーマンは自分で勤務時間数の変更ができないので、それ以下にはなりません。

まとめ

正直、私もよくそんなに働いたなと、いまさらながら思っています。飲食業界の企業トップマネジメントがなにかしらの施策を打ち出していても、実際の店舗に落ちてないことがたくさんあります。一方で飲食業界というのは、やりがいはとてもあります。お客様と直接接するので、ちゃんと対応すれば毎日感謝されます。将来自分の店を持つなど実現可能な独立の道もあります。目標を持つことができます。

それぞれの店舗の店長が、自分の店の社員のことも考えて思い切ったシフト組を試してみることをきっかけに、勤務がつらいからと目標をあきらめる若い層が減ることを期待しています。

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