【CBDは安全】CBD製品は危険がある【違いを整理】

CBD製品の危険性についてまとめました。

  

✔︎ CBDは、安全と言われたり、危険と言われたりするけど、結局どうなの?詳しく知りたい。

こんな疑問にお応えします。

  

あなたがこの記事をよむと、CBD製品について、一体何が危険なのかがわかります。後半では、安全な摂取方法と、大切だなとおもう製品選びのポイントについて解説します。

  

CBDは安全

「CBD」成分の安全性は、世界的にも認められています。

  

世界:WHOから安全性についての言及

乱用傾向の実験モデルで、CBD は、条件づけられた薬物処置区画の嗜好性あるいは脳内自己刺激にほ とんど影響を与えないように思われる。動物用医薬品における CBD 弁別モデルでは、THC 代用となることに失敗した。ヒトにおいて CBD は、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。

参考

  

アメリカ:FDAの見解

2018年にCBDについて安全性を認めています。
参考

・追記・その後承認された「CBD抗てんかん薬」の臨床試験の過程でいくつかのリスクを認識したうえでの見解。大麻草やCBD製品に健康効果がないとは言っていないがCBDの安全性には疑問があるとしています。

  

日本:労働厚生省

大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません

参考

  

日本:大麻取締法

第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

また最近ではオリンピック選手のCBD製品の利用もOKとされています。

  

世界:オリンピック WADA(世界アンチドーピング機構)

2018年にCBD(カンナビジール)使用をドーピングリストから排除しました。THC(向精神作用のある大麻由来の成分)を含めCBD以外の大麻由来成分(カンナビノイド)は現在もまだ使用が認められていませんが、向精神作用のないCBDは使用が認められたのです。

参考

  

こんな感じでCBDという成分が安全であるのは世界共通の認識になりつつあります。

では「CBDが危険だ!」という話はどこからでてくるのか?CBD摂取に潜む危険について、次の項でまとめました。

  

ちなみに、THCは含まない前提で話を進めます。THCは、CBDと同じカンナビノイドの1つです。大麻から採ることができて、医療的な効果が確認されている一方で、気分をハイにさせる原因物質です。一般的な認識だと、大麻が麻薬である要因がこのTHCです。

CBD製品の危険性

CBDの危険

CBD自体は安全なのに、CBS製品は「危険」なものがあると言われます。

ここが物事をややこしくしているポイントにです!

  

「危険」が生まれるポイントを解説します。

結論から言うとこの4点で危険が発生しています。

・原料
・抽出方法
・添加物
・摂取方法
  食べる、飲む→製品の安全性に依存
  吸う→製品の安全性+ベイプペン+吸い方

1つずつ解説していきます。

原料

CBD製品の原料は、日本だと大麻の茎と根が認められています。問題は大麻が育った環境です。日本での栽培はNGなので、原料は必然的に輸入になります。

その多くはアメリカから、他にも中国、インドから輸入されています。外国で育てているから悪いという簡単な考えではないです。

近年の大麻ブームからくる需要のため、原料の生産が一気に加速しています。その中で、原料の大麻を生産する土壌が整備されていなかったりします。

大麻も植物ですので、土から吸収したものは蓄積されていきますよね。土中に有害な物質があれば、そこで育った大麻は栄養を吸うのと同じように、有害物質に吸収して蓄積しています。

  

抽出方法

原料として収穫された大麻から、製品に必要なCBD単体、または複数のカンナビノイドを抽出したり、THCを取り除いたりする工程です。

ちなみに、日本では大麻自体の輸入ももちろん禁止ですので、この工程も海外で行なっている事になります。

必要成分の抽出には、化学物質が使われる方法が多くあります。その残留物が製品に入っていれば、CBD摂取時に人体へ有害な化学物質を一緒に取り込んでいる事になります。

  

添加物

CBDを製品化する際には、抽出したCBDを希釈したり、フレーバーを付加したりするために添加物が使われます。ほとんどのメーカーが、食品添加物として認められているものを使っています。

ただ摂取方法によっては、添加物が有害な物質に変換されて体内に入ってしまう危険があるんです。

参考:CBDのすべて(書籍)

  

摂取方法

CBDを摂取する方法はいくつかあります。摂取方法に潜む危険についてみてみます。

・肌にぬる→製品の安全性に依存
・食べる、飲む→製品の安全性に依存
・吸う→製品の安全性+ベイプペン+吸い方

ポイントは吸う場合です。一般的にCBDを吸うというのは、ベイピングと言って、CBDを気化させた状態で吸引する方法になります。病院でやる吸入のイメージです。

※タバコのように燃焼させた煙を吸う方法とは異なります。

CBD製品が安全であっても、ベイプペン(ベイピング摂取する時に使う機械)が機能せず、CBDの液体が燃焼してしまい、蒸気ではなく煙を吸い込んでしまうと、安全な摂取にはなりません。

ちなみに、このベイプペンについても性能がピンキリだったり、期待通りの温度帯に加熱してくれてなかったりする場合があります。そしてベイプペンが安全に機能しているかどうかは、いちいち確認ができません。

安全な摂取方法

一旦まとめると、

CBD自体は世界的に安全が認められてきていて、CBDの効果も研究がすすんできています。CBD製品の販売は日本でも認められています。(ただし、CBDの製品化には、法律上の制限あり)

一方で、CBDを取ってきて製品化する工程中には、CBD摂取を危険にするポイントがいくつかあります。

・原料
・抽出方法
・添加物
・摂取方法

  

ここら辺の安全が実証されてこれば、CBD製品も安全だ!となっていくんですが、、、

・原料が安全に生産された証明
・抽出後のCBDが安全である証明
・製品化されたCBDが安全である証明
・ベイプペンが正しく機能する証明

  

現状はメーカーが言っていることを信じるしかありません。
情報公開してくれるメーカーもありますし、そうでないメーカーもあります。ベイプペンのように実際に正しく動いてるのか確認できない問題もあります。

  

ちなみに、メーカーが言っていることを信じるしかないという観点からすれば、普通の食品もおなじですけどね。有名な企業だって賞味期限偽装しますし、使っちゃいけない農薬が入っていたりして、毎年ニュースになったりしますよね。

安全なCBD摂取の方法

いまのところ、聖杯は探してもみつかりません。

私が勉強した「CBDのすべて」という書籍でも、最適解はこう説明しています。

・安全そうな製品を買ってくる
・少量から始める
・摂取量を調整して自分の適量を見つける

  

CBDをホントに安全に摂取したい方には残念な状態です。。。世界的に研究がすすみ、より多くの知見が出てくるまで、もう少し待つのもありですね。

  

こんなところで以上になります。

  

繰り返しになりますが、CBD自体は安全ですし、CBDは体内の恒常性維持を助ける働きをしてくれます。

具体的には、頭痛・片頭痛、不安、うつ症状など、私たちの結構身近な症状に効果を発揮します。

薬やサプリメントがいまいち効かなかったり、苦手だったりする方は、CBDについて少し調べてみるといいと思います。

では。

  

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