【飲食店の正社員】将来について考えた【現実的な選択肢5つ】

飲食店で社員として働いている方が『将来』について考える時におすすめの選択肢をまとめました。

✔︎ 飲食店で正社員をしています。将来を考えると、今のまま働き続けていいか不安です。

こんな悩みにお応えします。

この記事をよむと、あなたの将来に向けてこれからとるべき行動がわかります。

5つの選択肢を示した後で、おすすめの道筋を解説します。

本題に入る前に、1つ。今回の内容には前提があります。
飲食の仕事が好きで、今の仕事を一生懸命やっているけど、将来について不安がある、そんな方に向けての内容になります。特に20代後半の飲食店で社員、または店舗マネジメントに接している方には納得できる内容になっています。

逆に、
飲食店で社員として働いて、今の現状に不満があるかたの選択肢はこの記事を読まなくてOKです。選択肢は1つで、現状に不満があるならさっさと転職しましょう。
別記事で、飲食勤務→他業界へ転職方法を紹介します。

ということで、現職に前向きに取り組んでいる方が『将来』について考える時におすすめの選択肢ですね。

早速行きましょう。

将来について考えた時、現実的な選択肢5つ

飲食店で正社員として勤務しているあなたが、将来について考えた時に、私が考える現実的な選択肢はこの5つになります。

・本社勤務
・独立/開業
・海外勤務
・業界内で転職
・他業種へ転職

本社勤務

ある程度の店舗を展開している飲食企業で働いているのであれば、社内で選択肢が広がっています。

支店にいる社員からすると、本社業務=SV職のように感じるかもしれませんが、それ以外にも会社として必要な業務はたくさんあります。

・SV/エリア統括
・購買/仕入れ
・企画/マーケティング
・工事/メンテナンス
・人事/採用

飲食業はあくまで現場主義なので、本社業務の枠は決して多くないですが、それでも支店営業とは違った勤務体系は用意されています。現場の知識とノウハウ、会社への理解があれば、将来別部署で活躍することもできます。

現状を引き継いでキャリアアップできる一番身近な選択肢だと思います。興味がある部署について情報収集してみるのもいいですね。

独立/開業

飲食業の将来といえば独立開業です。ここを目指して業界に飛び込んだ方も多いのではないでしょうか。

独立を目標にしているのであれば、することは割と明確ですね。現場での知識、技術、経験、ノウハウ、とにかく持てるすべてを結集させて進んでいきましょう。

海外勤務

今や和食は世界中で楽しまれています。

寿司を始め、天ぷら、焼き鳥、ラーメン、焼肉など、世界で人気の和食カテゴリーは多岐にわたります。日本食に関わる飲食企業や業態で働いている方には「朗報」ですね。

会社が海外出店をしていたり、海外活動に力を入れていく方針があれば、それはチャンスです。日本では絶対にできない経験を積むことができます。また海外での生活は、人としての多様性にもつながります。

ちなみに私は28歳~5年ほど海外赴任していました。とても苦労はしましたが、それ以上に得られた経験は果てしないです。ドラゴンボールでいうと「精神と時の部屋」に入って出てきた感じです。間違いなくパワーアップです。

業界内で転職

キャリアアップを目標にする場合は、飲食業界内での転職がおすすめです。

・業態の違う企業でスキルアップ
・より規模の大きい企業でマネジメント

今の経験を活かしつつ、新しいスキルややり方を学ぶ事ができます。

他業種へ転職

ちょっと違った見方になりますが、飲食業界を一旦離れてみるというのも1つの選択肢だとか思います。

「お客様の気持ちを考えて○○しろ!」

とよく言われますが、業界で働いていると、自分がお客様と同じ状況で飲食経験をすることは不可能です。

例えば、金曜日の8時に同じ会社の同僚と飲みに行く、という事は10年に1回できるかどうかの体験です。生活習慣や話している内容についても、広く一般的なサラリーマンと飲食人では別世界です。

ここも私の経験ですが、私は飲食店で12年働いた後、一般企業に転職しました。会社員の考え方や、仕事の仕方、そして飲食店を利用するパターンやその体験などなど、まさにお客様ってこうだったんだと、身をもって気づかされることが多くあります。

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なぜ将来について考えるのか?

そもそもこんな疑問があります。

「なぜ将来について考えるのか?」

飲食現役でバリバリで働いている今だからこそ、自分の将来について考えることが大切だと考えます。

いまはまだ、現役バリバリで働いているあなたも、あと3年、5年たった時、どんな状況になっているか、想像できますか?

少なくとも今と同じではいられないはずです。

例えば、

・家庭ができる
・健康の問題
・若手の成長
・自身の成長

こんなことが考えられます。

結婚して、子どもができれば、自然と生活リズムは変わります。

無理が続いて体調を崩しがちになったり、年を取れば体力はなくなります。

後輩の中からは、著しい成長をする人がでてくる一方で、ずっと同じ環境にいあなた自身の成長速度は緩やかになります。

あなたはずっと今のままでいいのでしょうか?

飲食業であれば、20代でも支店長を任されたり、大型店舗のマネジメントに携われたりと、裁量大きめの仕事ができます。しかし、ある程度まで上り詰めると、その先はあまり変化がなかったりします。

プラスして子どもができたり、年を重ねていくごとに、仕事に費やすことができる時間や体力が減っていき、刺激のない同じような環境で自分のパフォーマンスを伸ばしていくことは困難のように思われます。

現役でバリバリで働いている今だから、自分の将来について考えることが大切になります。

5つの選択肢から組み合わせもあり

あなたの人生まだまだ長いです。これまでに3年、5年、10年と飲食店で働いて来たとはいえ、この先そんなものではありません。

 

将来の事を考える時、遠い目標と近い目標として、いくつか考えつく選択肢の中から2-3軸で考えるのもありだと思います。

一般的には、短期(~1年)、中期(3-5年)、長期(8-10年またはそれ以上)目標といったりしますね。

 

独立を目標と考えた時に、いきなり独立を目指すのはリスクも大きいし、また準備も必要です。飲食店を開業しても、3年続かないお店が多くあることは事実です。気持ちだけで進むのは困難です。

 

私がおすすめする目標設定はこれです。

短期目標:転職または本社勤務を目指す
中期目標:独立/開業
長期目標:安定した経営、多店舗展開

 

ひとまず、現場を離れてみることがポイントです。

 

飲食業での現場勤務だけだと、技術やノウハウはあっても、世間的な知識が圧倒的に偏っているからです。そうすることで店舗営業について違った見方ができたり、余計な考えがそぎ落とされて、シンプルな物の見方ができるようになります。

例えば、集客について考える場合、

自分自身がお客様側の生活をすることででてくるアイデアがあるでしょう。新しい業務の中でマーケティングについて時間を作って学んでみたり、他業種の集客方法を経験することも役に立つと思います。

店舗で働いているとできない事です。

 

また、飲食店にありがちな根性論は、世間的にはだいぶ古いマネジメントです。とっとと捨てた方がいいし、古い考えの上司の下で時間を浪費すること自体が、あなたにとって有益とは思えません。

 

店舗の仕事は、12-14時間の超長時間労働の中で、体力をすり減らし、頭が整理する時間がないばかりか、帰宅後もYouTubeを見て眠りにつくだけの生活…目標へ向かうこともできません。

 

仮に目標を独立としました。でもいきなりそこを目指すのは危険です。

目標に向かって進むための時間的、体力的な余裕を作るという意味で、あなたがこれまで得てきた経験やノウハウを生かしつつ、短期的に違った環境にチャレンジすることをおすすめします。

今日からできる行動2つ

将来の自分のために、今日からできることは2つです。

 

◆本社勤務をに興味があるなら、信頼できる上司や話しやすい本社勤務の同僚に相談すること。

休みの日に飲みながらざっくばらんに話せる相手を選ぶことがおすすめです。

 

◆他業界を見てみるなら、5分で転職サイトに登録すること。

できるなら無料の転職エージェントに相談するところまでやりましょう。客観的な意見をもらう事がおすすめです。

 

関連記事:
【飲食業から他業界への転職】頼るべき転職エージェント3選【もちろん無料】

 

こんなところで以上になります。

 

大人にだって「将来」はあります。

30歳だったとしてもまだ倍の人生を働いていくことになるんです。

 

あなたの目標はなんですか?

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