【日本は10年遅れてる】肉を食べない月曜日【こう実践します】

 

Meat Free Monday(月曜日は肉をたべない)習慣についてまとめました。

 

✔︎ 肉はおいしいけど、健康に良くないって言うよね。とはいえ、肉は食べたいし、ベジタリアンになりたいとも思わない。なにかいい食事の方法はない?

こんな疑問にお応えします。

 

早速ですが、あなたは ”Meat Free Monday(MFM)” という言葉をご存知ですか?

「月曜日はお肉をやめよう!」、学校給食や学食、社食を始め、レストランやショップなどでも週に1回菜食の日を取り入れる新たな活動です。

週に1日でも動物性食品の消費量を減らすことで、私たちは大きな変化を生み出すことができます。ポール・マッカートニー氏を中心に提唱・拡大活動されていることでも有名です。

 

「新たな」といっても、この活動が始めれられたのは2009年で、もう10年前のことだそうです。。。恥ずかしながら私は、最近になって肉食関連の勉強を始めて、やっとこの記事を書いています。

現在では世界38か国に広まっていて、実は日本でも取り組みがあります。中心団体はミートフリーマンデーオールジャパン(MFMAJ)で、実は内閣府や東京都庁の食堂、その他全国で、実際に月曜は肉がない定食が提供されているようです。

 

あんまメディアに出てこないですよねー。活動内容が地味なんでしょうか。。

MFMは、日本ではまだまだマイナーな活動な気がしてなりませんが、でも試してみる価値ありです。

あなたがこの記事をよむと、Meat Free Monday(MFM)の価値がわかります。家庭で実施する方法も解説しています。

ではいきましょう!

 

MFM 食肉を減らすメリット

食肉を減らすメリット

健康面

食肉の危険性については、こんな報告があります。

 

□加工肉について

「毎日継続して1日当たり50グラム摂取するごとに大腸がんのリスクが18%増加」

□哺乳類の肉について

「毎日継続して1日当たり100グラム
摂取するごとに大腸がんのリスクが17%増加する」

参考:IARC

 

肉からしか摂取できない栄養素がある一方で、肉を食べる機会が増加することで体にあたえる影響にも懸念があります。

1日の食事もそうですが、一週間で食のバランスを改善します。

環境面

畜産業が地球環境に与える影響が指摘されています。

「許容範囲を上回りながら悪化し続ける損害を阻止するには、畜産業による
環境への負担を半減しなければならない」

国連食糧農業機関:“家畜による環境への影響 – 環境問題と選択肢 -”

家畜が必要とする大量の農地、飼料、水資源
家畜がだすCO2、亜酸化窒素、メタンガス、排泄物

いろーんな角度からみて、畜産業には地球環境を悪化させる要因が集結しています。温暖化、土壌汚染、干ばつ・砂漠化、誰もが聞いたことある環境問題につながっいきます。

にもかかわらず、世界の食肉需要は増加傾向にあることから、「食」のあり方を変えることで、改善につながります。

食料問題

世界の人口推移は19世紀~現在にかけて、爆発的に増えていて、2050年に100億人を超えるところまで増加するという予測があります。(それ以降は緩やかに減少する予測)

現在もなお、飢餓に苦しむ人々がたくさんいることは、皆さん何となくご存知だと思いますし、さまざまな寄付や支援活動が続いています。こんごしばらく続く人口増加に伴い、飢餓問題は深刻です。

しかし一方では、自分が食べる家畜を育てるため、多くの水や飼料が費やされていることも事実です。

本来は人間が食べられる穀物の内、37%が畜産用の動物に与えられているともいわれます。

社会格差や貧富の差、そのもののあり方をとやかくいうつもりはなく、(逆に言えば、何かしらの「差」は生じるものだと思ってます)、ただ、生活に必要な物資は、どこへどれだけ行き届くべきなのか

MFMは、この偏りを改善することができます。

動物保護・動物愛護

ここは、気にする人は少ない部分かもしれません。

私も、子どもを持って初めて気にするようになりました。

というのも、

子ども達が大きくなってきて、時には「命の大切さ」や「死」という概念、生きるという事を教えつつも、その日の夜にはハンバーグを食べる・・・。

もちろん子ども達は気にしていないでしょうが、倫理的な側面というか、なんとなく矛盾しているなっていう気持ちになります。

かなり個人的な意見になりますが、タンパク質の摂取方法に選択肢が広がっている今、「肉を食べない日」は1つの教育にになると感じています。

MFMはこう実践する

週に1回の肉を食べない日、それを仮に月曜日としたときに、おうちでどう実践していくか?
その具体的な実践メニューを紹介します。

肉をやめて魚にしよう

これも1つ、健康にいい習慣になりそうです。

必ずしもべイタリアンメニューである必要はなく…。日本人は昔からタンパク源を魚に依存してきました。その生活に一旦戻すことで、健康面の改善メリットは得られそうです。

◆月曜日と木曜日=夜は魚を主菜におく

これだけ決めておくことで、一週間のご飯を考える労力を減らせます。

関連記事:【継続できることが大切】簡単な朝ごはん

ベジタリアンメニューを取り入れる

ベジタリアンと聞いて、何か誤解する方はずいぶん減っているのでは?と感じています。

菜食主義といえど、「卵はOK」、「バターなどの乳製品もOK」、あとよく挙げられるのは、「蜂蜜もOK」でよね。

ちなみにぜーんぶ野菜しか食べないのは「ヴィーガン」と言う人たちです。

◆月曜日=ベジタリアンメニューで固定

主菜:白米はもちろん◯、パンも◯。

なので、ベジタリアンになっても主食を変えることないです。

 

汁もの:ここは少し制限が入ります。

和風なら「かつおだし✖」 →昆布だしにします。
洋風なら「コンソメ✖」「鶏ガラ✖」 →野菜からとった出汁をつかいます。

 

主菜はちょっと工夫が必要ですが、卵やバター、チーズがOKなので、そこまで物足りなさを感じる食事になる心配はなさそうです。

プラントベースの代替肉

さあ来ました、Plant Based Meat・代替肉です。

代替肉を使う、またはプラントベースのお肉をお店に食べに行く。そんな月曜日にしてみる習慣もありです。

代替肉を初めて聞く方はこちらに基本的なことをまとめています。

関連記事:【代替肉】気になる栄養、健康、価格への影響【特別な食材ではありません】

 

ミートフリーマンデーには代替肉を使った食事を考えてみると面白そう。

代替肉は2020年現在、トレンドとしての位置づけが大きいですが、将来的にはいつも食べている食肉に取って変わる存在になります。

これは世界的にみてほぼほぼ間違い流れ。理由は、食肉→代替肉に変わることで、「CO2削減」「摂取する栄養素の改善」「持続可能な供給」を実現できる点にあります。

 

とはいえ、いきなり代替肉だけ食べましょう!といっても何しよう・・・ってことになります。代替肉のレトルトってやや高めだったりします。

◆月曜日=代替肉食品を使ったメニューにチャレンジ

現段階では、もしかしたら将来的にも、、「ミートフリー」でなくて、「ミートレス」でもいいと思っていて、

いつもの食事メニューから肉を半分に減らし、その分大豆ミートなど、植物由来タンパク質に替えるこれが一番簡単で、現実的なチャレンジです。

関連記事:「代替肉」は肉の代わりになるのか【結論 なりません in 2020】 →じゃあどうする?の具体的な部分まで書いています。参考まで

 

今回は、こんなところで以上になります。

Meat Free Mondayってみなさんはご存知でしたか?私は代替肉のことについて勉強するようになって、最近その活動を知ったばかりです。

10年も前から提唱されていたんですね。。。

週1回、「少しずつ始める、新しい習慣」という意味で取り入れるべき活動です。

関連記事